当家の現状、私の方といえば先般父が往き、母が車椅子の生活。
また叔母(父の妹)の面倒を見ていますが、いよいよ人間80も超えてくると「崖を転げ落ちる」の形容の通りの老けぶりでまったく愕然ときます。
連絡が突然入る可能性と覚悟が必要のある方はまずここで2名。
そして、坊守の方はといえば義母と義母の妹が健在也。
今坊守は義母の体調不具合で実家のある大和市へ。
まぁ超がつくほどの元気な人ですから大した心配はないのですが一人住まいのうえ腰を悪くしていますので即対応はやむをえません。
そうなるとまだ息子が夏休みで家にぶらついていますが、食事だ何だのと面倒なことが多くなります。
特に「財務省」不在ということですね。
どう支払いをしていいかわからないこと、そもそもどこに何があるのかわからないのです。
よって「邪魔するで~」などと知らない人が突然来たとしても「邪魔するなら帰って~」とは言わないものの「わかんない」とガキの使い、留守番にもならない自分があるのでした。
あらためましてその方の不在というものに接してその偉大さに感服している次第であります。
今面倒なのは、相良の秋のお祭り(飯津佐和乃神社9/17・18・19)相良区屋台のご寄進依頼への対応です。近々集金に来られると依頼状がポストに入っていました。
どこかでも記しましたが拙寺はとっくに相良区からは退去していて(江戸時代のことです。今は波津区です。)これは毎年のことではないのですが、何年かおきに相良区の屋台からご寄進依頼が参ります。
明治期以降、昭和になっても大澤寺境内は相良区飛び地ということで3、4回前の私の免許証には本籍に「相良町相良・・・」と波津の住所が併記されていたほどでした。
ということで相良区の御神輿には寄進のお付き合いは継続することになっています。そういった理由もあって220年ほど前の新天地、波津区よりそれ以前にいた相良区の方に拙寺檀家さんが多いということもあります。そうケチな事はいえないというところですね。
私も少々のお小遣い程度の持ち合わせはありますがその寄進金額を失念してしまったということが心配事でした。
どちらにせよその3日間は法事も葬儀も絶対に近いくらい忌避される日にちですから私は遠出するのが倣いとなっています。
神輿を担ぐから、踊るから・・・見に来いと言われてもまったく無理。サッカーの観客席もそうですが、集団で騒ぐことよりも墓場を歩いている方に私は価値感と健康度のアップを見出しています。
脱線しましたが、今後見守るべき縁者は幸いにおかげさまで息子は成人しましたので4名になります。おそらく順番から言って次の候補者は「わたし」です。もっとも先に往くことだって大いにありますが・・・。
そうです。この「順番」というのがイイのですね。
それを「トコロテン」と言ってそれに人は最大の幸福を感じなければならないのです。
俯瞰するにそのトコロテンの幸福を満点で体感することも結構稀有なことなのですよ。
変てこ幸福論の吹聴に踊らされた夢は常に儚いということに気づかなくてはなりません。
さて、昨日は一昨日の仕事の際の心拍数アップ気味「ハァハァ」状態にちょっとした「無常」感を抱き、私の分骨希望場所を息子に案内しました。外で夕食をとることになったそのついでです。
私の遺骨は①当山歴代の墓②一所一處墓③大谷祖廟④高天神城の4か所に分骨してもらうことになっています。
面倒な趣味で死んだ後のことを指定するなど今時は「子供への迷惑」を想う方もいらっしゃるとは思いますが、「そのこと」を遂行する中でその者たちのこれからの人生の振り方、人生と命の重み、有り難さを覚醒するものなのです。
ということで④は法に触れる可能性があるので、気持ち程度で甚五郎の抜け道の崖下あたりに「こっそり・・・と」と。
まず無理でしょうが、時々お参りを兼ねてこの城を散策して欲しいとも言いました。まぁ適当に願います。
高天神城の北側(搦手側、駐車場が広い方)の小山が削平されています。「さくらの丘」なる場に上がってみました。
「さくら」というよりも雑草だらけで今後の整備メンテナンスが大変そう。
④は搦手より西側、西の丸先端の張り出し。日没までまだ時間がありました。
西側といえば台風がまた今度は九州を狙っていますね。
台風上陸、通過地点が今居る地域から「西」(右)に見る位置は十分に注意ください。特に再び熊本の危険性を感じます。
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野村 幸一 (土曜日, 03 9月 2016 02:31)
その方の不在というものに接してその偉大さに感服している次第であります。
↑
よくわかりますf^_^;) 私も細々した物がどこにあるのかわかりません。明日から妻が出産準備で実家へ帰ります。とは言っても徒歩圏内なのですが…しばらく自炊生活です。キッチンにはどこに何があるのかほとんど知らないので困ったものです。
大澤寺の場所は相良区の飛び地なのですか!大澤寺の歴史がそうさせるのでしょうね。
今井一光 (土曜日, 03 9月 2016 08:59)
ありがとうございます。
奥さんの実家が近いというのはラクですね。
長期戦になりそうです。
誕生にたちあえ、また家族が増えるという最大の幸福が待っています。