「新編 武田二十四将正伝 」原様より送付さる

遂に今年の夏は終了。明日より9月です。

久しくお会いしていなかった先輩2名とお会いする機会がありましたが、双方とも以前とは様子が違ってしまい驚きつつも寂しさを想った次第です。

他者から見れば当方も十二分に変化している筈でそこいらを考えるとやはり自らの姿の無常も浮かんできます。時間とはいかに切なく残酷なものか、しみじみと感じる時節ですね。

秋はつる・・・」の御開祖辞世と云われる歌も浮かんできます。

 

また私自身を顧みれば毎度ブログにて知ったかぶりの物知り顔にて時に暴言?とも思えるようなことをぐだぐた記しているだけの軽薄者を見て取れます。

しかしこのおかげで有り難くも多くの方々と知り合うことができています。

 

「物知り顔」といえば蓮如さんのキツイお達しを思い出します。「蓮如上人御一代記聞書」213です。

 

心得たと思うは  心得ぬなり

         心得ぬと思うは  こころえたるなり

 

弥陀の御たすけあるべきことの 

     とうとさよと 思うが 心得たるなり

         少しも 心得たると思うことは 

                 あるまじきことなり

 

ソクラテスの「無知の知」を蓮如さんが知っている筈がありませんが同じような事を仰っているようですね。

まぁ私の場合は真に心得ていない者の部類で結構たちが悪いものがありますが・・・

そういう意味で色々な方(弥陀のはからい・・・)から御たすけいただいているような気がします。

もっともっと勉強し己の無知を知りなさいとも解釈できますが、このほど標記「新編 武田二十四将正伝 」なる書籍を送付いただきました。

 

発行は武田神社によるものですが筆者は現在の大河ドラマ「真田丸」の時代考証に顔を出している平山優氏(ドラマでは他に黒田氏・丸島氏)。

専門は甲州武田家そして真田はじめ武田家臣団です。

その武田氏研究では顕著な方の書籍を「是非に!!」とお送りくださったのが標記原さんです。

ここでお気づきの方がいらしたら・・・そうなんです甲州軍団二十四将の一人原美濃守(原虎胤)です。その分流の原さんでした。

(→横田甚五郎尹松)

 

実は私はこの甲州軍団については住職引退後の余生にと思い課題として残している部分でもあります。私が最後に甲州を訪れたのがあの3.11の翌日、大渋滞により八王子の法事に間に合わず途中で延期となったあの時です。

ちなみに諏訪湖経由、日帰り温泉でひと風呂浴びて中央高速を名古屋を回って帰宅しました。

 

まぁ尤も「引退後」などは「命ある」に限ってのことですが、ここへきてこの書籍との出会いは「良き教書とせよ」との如来のお達しのような気にもなるところです。

 

とにかくもありがとうございます。

良きご縁をいただきました。

 

①は送付いただいた書籍の表紙。②の封筒は懐かしい住所でこちらにも感激したところでした。

 

③は昨日、台風が去った後の「聖地」から、富士山周辺には低く垂れこめた台風10号の端っこの雲が見えます。

晴れ渡る青空に僅かに浮かぶ白雲。いい景色です。ただし風は返しが吹きまくっていました。この風車は最近いつも停まっていますが景色のアクセントになっています。

 

④⑤は一連の台風が来る前の同地。