福島県南相馬市の一部に出ていた避難指示が解除されたというニュースがありました。これまでフクシマでのこの手の避難指示解除の報はありましたがこちらの対象住民は何と1万人超えで最大のものです。
これで一部を除いて居住が可能となるそうですが実際に戻りそうな人は4000人程度とのこと。
他の残りの方の希望は勿論他の場所への移住です。
まったく気の毒でお話になりませんね。
私はいつもそういう時、「自分だったらどうしよう」と考えますが、お寺は「一所懸命」の伝承ですから、そうなったとしたら廃寺にするしかないかな・・・と・・・。
いつもボヤいていますが、その時もし生きていたとしたら沖縄にでも移住しましょうか・・・などなど。
もしや原発を再開するというのなら・・・、まずどうやって人々を安全に逃がすかということと付随する賠償についてハッキリ確定させてからでしょう。
私など遠州400年以上のご先祖様からの伝承を放棄する慰謝料(精神的なもの)の換算と財物什物の放棄についての保証について明確な提示を願いたいですね。
まずそれが先です。
勿論被ばく健康被害への対応はどうなるかも知りたいところ。
世の中の被害、人権無視については慰謝料と損害賠償というものが決まっているものです。原発炉心溶融のドサクサに際して「管理できませんでした」ので「一律これだけ」じゃあかないませんから。
それぞれ各戸事情があることでしょうしその明確な提示が無いというのならそれは「無責任」というものです。
ちなみに経済の責任を国民に押し付けられるのはありえないというころ。
論理だった説明がないというのなら、話は無かったことにするのが常道。まずはスジを通してほしいですね。
私はそれを④番目に主張します。(①番目は地殻変動―隆起によるそもそもの不安定地盤のリスク ②が津波の強水圧に擁護壁の耐力がもたない可能性 ③は壁が持ちこたえても周囲からの流入によってプール化し水没、電源喪失する可能性)
最初から反対ありきではありませんよ。
①~④がクリアできればどうぞご自由に再開ください。
さて盂蘭盆会法要や世話人会のドサクサで少々触れさせていただいたのが標記NTTも注意喚起している「オレオレ詐欺」対策です。
そこで私が言い放ったのは・・・「電話帳の掲載から自宅番号を削除せよ」でした。
以前から折に触れてブログに記していますが私どもの寺はNTTの電話帳に電話番号の掲載を止めています。
先日の法事の際、行き違いがあって電話帳やら電話番号案内で拙寺に連絡をしようと試みたそうですがまったくわからずに困りきったと。
そこでは「電話番号載せるのにカネは大してかからないのだから載せろ」というクレームがありました。
まるで「ケチだから載せていない」のように感じて心外と思い大いに語らせていただきました。
だいたい電話帳の掲載におカネはかかりませんね。
ただ敷設と同時に機械的に載せられるだけです。
私は最近になって看板屋さんがよくやっている「街かど地図」への掲載も断っています。それは見知らぬ人、特に窃盗を目的に訪れる不届きなる輩を排除するのが目的です。
電話も場所も「そこいらあたりでそれを知りたい者」はまず上記の不逞の輩に違いないですね。
それに寺はビジネス施設ではありませんのでそもそも宣伝(HPで十分)する必要はありませんし少なからず現状その必要性にかられたことは無いです。
「知っている人は知っている」からです。
サイトには提示していますので、携帯端末で調べていただくか正月に配るカレンダーを見ていただきたいと門前掲示板に記させていただきました。
HPへの電話番号の提示は電話番号帳からのネット曝露とはまったく違います。ピックアップする順序が違うのでしょうね。
私の成果として、電話帳から電話番号の削除をしてからというものの、つまらないセールスと檀家さんを名乗る寸借詐欺の電話は無くなりました。
また拙寺は非通知設定(184)がされている番号には着信拒否となりますのでそれを解除しないと繋がりません。
電話に出るときもそれを確認して出ることは当然のことです。
先方払いの番号「0120」など100%シカト(無視)しますし。
それらは大いに効果があって以前とはまったく違います。
たまに父親指名のセールスがあって「いない」といえばガチャ切りされるということは未だありますが(老齢の父親なら騙せるが若い者なら諦める)。
私が世話人会等で話した内容は
電話帳に掲載されるということは・・・
今や①ネット上のサイトにも晒され②全国の誰でも検索できる③オレオレ詐欺の首謀者にはこのうえない材料で宝の山④年配者ご夫婦の場合、便利よりリスクの方が重大⑤電話帳の便利さはあまりない(知り合いなら既に知っている)⑥女性の名の登録は女性独り住まいを推測させる。
です。古いタイプの名も年配者を推測できますね。
オレオレ詐欺は圧倒的に「ただの電話一本」から始まります。
またセールスも1度成功すると「カモ」として闇ルートで電話番号の名簿が売買されますので、その掲載により一層ややこしくなります(引っ掛けやすい人専用名簿)。
老齢の父母を実家に残し遠方に住まう息子さん娘さん、今スグ電話番号帳から削除してリスクを取り除いてください。
今更「電話番号を知りたい」という人などは実際いないのでまったく不便はないことです。
今番号を知りたがるのは「オレオレ詐欺」が殆どでしょう。
寺ではこれをこの数年のキャンペーンとするつもりです。
局番なしの「116」を実行(掲載拒絶の申告)するだけですよ。
①②は今般掲示する「お知らせ」
③先日の「フィルムコミッション」では場所提供をいたしましたが作品製作に来られた監督(静岡出身)のブログ「DREAM MARKET」を覗くと拙寺の画像がありました。
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