昨晩のNHK「人生の終い方」。しんみりと拝見させていただきました。私たち個々がたくさんの「ありがとう」に支えられて生かされているということにあらためて感動した次第です。
さて私たち一同、稲荷の大混雑の直前に居た場所は実は嵯峨野。
ちょうどGW直後の京都は修学旅行生が全国から訪れる時期でもあり(東本願寺でも特別企画あり―修学旅行生参拝案内所)、また折からの京都ブームに沸き立ちバンフ片手に集結する外国人の嵐は文字通り「嵐の山」(亀山・小倉山)の感。
そもそも天龍寺のリクエストがあったため、何となくそちらをコースに入れてしまいました。勿論そちらの方はごったがえすが如くの大混雑が予想されましたので、「プランB」は確りと用意していましたが。
バスのガイドさん等、昨日記した如くのちょっとしたトラブルに萎縮したのか、その「プランB」を中止にしてすべてを天龍寺の駐車場に集約しようという提案を受けましたが、私は断固としてそれはお断りしました。
要は天龍寺や竹林、渡月橋に行きたい方は「それでよし」です。
何せそれらは外国人と修学旅行生の「京都」で思いつく名所ベスト10に入っているものばかりですので、私は「それ以外」の趣向をくみ取ろうという考えでした。
本音としては「プランA」の天龍寺駐車場停車待ち合わせをナシにして「B」に集中したいほどでしたが・・・。
とにかく人ごみに揉まれたくないというのが理由です。
ということで皆さんにお知らせした私のプラン(B)は①清凉寺
今俄かに流行されている小倉百人一首の道ですね。
バス会社からは天龍寺駐車場には「現地に行ってみなくては駐車できるかわからない」と告げられていましたので、それならば清凉寺の駐車場に停めて歩けばイイというのが私の考えでした。どうせこちらなら混雑はないと踏んでのことです。
しかしやはり皆さんの大部分の希望は「天龍寺から渡月橋エリア」で、要は「徒歩はできるだけ少なく」というのが大勢でしたね。致し方ないでしょう。
ということで私+4組のご夫婦の9名が清凉寺にて下車。こちらでバスを見送りました。
私の案内によって二尊院前を通過して皆さんでランチ。
竹林・常寂光寺前経由天龍寺駐車場への集合とあいなりました。
うれしかったのは私の考えは図星、的中。
清凉寺境内は人まばらで非常に快適。散策にはもってこいでした。あの発狂しそうな大混雑の竹林から天龍寺界隈までの行脚はいわゆる「怖いもの見たさ」の体験で我慢も許容範囲のレベルでした。
清凉寺でのうれしいサプライズは行ってはじめて気づいた「霊宝館特別公開」です。
春と秋(今年は4/1~5/31 10/1~11/30)の限定期間ということですね。拝観料400円がかかることですので一応皆さんの了解を得て入館することになりました。
ハッキリ言って「ここにきて良かった」の一言。
源融(みなもとのとおる)の作らせた清凉寺最古の仏像、国宝の阿弥陀三尊座像がお迎えしてくれました。脇の観音・勢至菩薩とも檜の一木作りでまずはその大きさに度肝を抜かされました。
源融がこの地で亡くなる前に「顔は自分の顔で」と仏師にリクエストしたそうで後世「光源氏写し顔」の伝承があるそうです。とにもかくにも撮影は禁止ということですが見てみたいという方は「清凉寺阿弥陀三尊」でググっていただければ一発でヒット。拝顔することができましょう。
③は清凉寺お馴染み秀頼の首塚。④が宝篋院千手観音。⑤⑥は愛宕道中院慈眼堂と中院観音の案内。お堂前は地区のゴミ捨て場になっているよう。京都の名所らしくない、みっともないの図。
最後の画像が竹藪の道に折れる場所。まっすぐ行けば釈迦堂とありますがそれが清凉寺のこと。その前の二つが竹藪の図。
以前はこんな場所にまで人は流れて来なかったのですが、行列。
そこへタクシーやら人力車が突っ込んできますのでイライラに拍車がかかります。
タクシーをよく見ると静岡県内の高校の名が。そういえば息子も修学旅行でグループでのタクシーチャーターをしていましたね。これほどまで他者に不便をかけていたのでしょうか。
今一度ハッキリ言いましょう。
標記の外国人と修学旅行生が行く場所は極力避けるべきです。
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