昨晩の熊本地震、心配な大きさです。恐ろしいことです。
お見舞い申し上げます。
西の方から次々に連動してくるといいますね。
調子にのった若僧が好き放題をやったとしたら・・・
一体どうなるのかいう私たちの単純なギモンを明らかにしたのが今回のバトミントンという競技者のドタバタ。
ここまで吊し上げられるものかと思いもしましたが次々にいろいろ暴かれて関係者ともども大変そう。
まったく「スゲー」の一言です。残酷物語の領域に入っている感も。政治家にはもっと悪そうなのがいるのですが、何せ若いものは処世術を知らぬが故か、しばしば酷い墓穴を掘りますね。
ご本人は一部遊興世界では自ら「有名人」を語るほどだったようです。私からすればあの人のことなどは今回の件がなければ無名の人で、バトミントン競技というものも「そんなオリンピック競技があったの?」程度の無関心無知振りだったのですが今、超ネガティブな注目を浴びて盛り上がり名実ともに超有名人となりました。
驚いたのはあの競技の世界の頂点にいる人たちは賞金を稼ぎまくって結構リッチマン。
NTTという大企業にお勤めとのことで22歳にして年収2000マンというところも再び驚かされるところです。お国の方からも強化費として大金が出ているとも聞きます。
会社の看板としてあった彼なのですが、あれこれとスポーツ以外の道徳的教育などはコーチングされてこられなかったのでしょうね。ここも「誰か注意してやれよ」です。
ところであの人も「誰か注意」する人はいなかったのでしょうかね。その年齢はかなりいっていますので、まぁ調子に乗るのは年齢ではないということでしょう。
東京地検特捜のグッドジョブの報せが昨日ありました。
放言でもって自衛隊をクビになったあと都知事選に出馬して落選したあの人が逮捕されていました。
どうもこの人の名を見ると私は「無尽」といわれる「頼母子講」をついつい思い出してしまいます。
これは古くからある民間金融システム、お仲間でカネを融通しあうものですね。
ただし、公職選挙法をあそこまで堂々と破って「無尽」をやってしまうのではお縄頂戴となることはもはや致し方ないですね。
これも周囲は指摘してあげなくてはいけませんでした。
もっとも上記お二人はその手の忠告があったとしてもそれを聴く耳と修正していこうという気持ちはハナから持ち合わせていなかったことでしょうが。
論拠に乏しいカネが自由になったり人のカネだと、自由気ままに節操なく使いたくなるのがお調子者の本音の姿なのでしょう。
現職の東京都知事も豪勢な出張旅行をしているという報道がありました。
さて以前、薬子の変(平城太上天皇の変)について記しました。
概略はリンク先に目を通してください。
これは桓武天皇の長男の平城(へいぜい)天皇と次男の嵯峨天皇の争いであまりカッコの良くないいわばお家騒動です。
今風に言えば「みっともない」という表現がされてもおかしくない事件でした。
この事件は「平城太上天皇の変」とされるように弟側、嵯峨天皇が勝って、平城太上天皇の系列は排除されました。
その平城天皇の第一皇子が阿保親王で在原行平と業平兄弟の父ですね。
「在原」と名乗るハメになったワケで、祖父平城天皇が譲位していなければ、こちらの方が本流だったということです。
在原業平はご存知伊勢物語の主人公と呼ばれていますが、後世かなりの和歌上手として名が通っています。
「業平」といえば東京近郊の方なら今のスカイツリーの駅が業平橋でしたし、地名としても耳にする機会がある名でした。
本邦に「日本三代実録」なる歴史書がありますが、その書に
在原業平の性質についてわかりやすく記述されています。
「体貌閑麗 放縦不拘 略無才学 善作倭歌」
テキトーに訳せば
姿カタチはカッコイイ が やりたい放題のわがまま野郎
おバカ だが、 和歌をつくるのがうまい・・・
大昔は一夫多妻のようなもの。
今でいうストーカーもどきが「平然とOKの時代(源氏物語・・・)」で人間の価値、評価というもの物差しに関しては果たして疑問ですが、だいたいその表現はわかるような気がします。
画像は先日フラっと入って桜を愛でた十輪寺。
山号は小塩山(おしおざん)で別名「なりひら寺」です。
業平が一線を退いたあとこの寺にて余生を過ごしたといいます。
小塩山はこの人も塩釜で塩を作るのが趣味だったようで、大坂から海水をこちらの山まで配達させていたといいます。
源氏物語のモデルともいう河原左大臣源融も六条河原院(渉成園)に海水を運ばせるという粋狂を行っていました。
業平の宝篋印塔の殆どの部分は改変されていますね。
トイレ前にまとめられた五輪塔たちの方が味を出しています。
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