4月9日(土)は拙寺「春の法要」  正信偈の会

 

新生児とご結婚のお祝いに本山からはお念珠、拙寺からはちょっとした品をプレゼントするというのが春の法要のイベントの最高潮。

それとは別に88歳と99歳と100歳以上のお誕生のお祝いもしていますが、そちらの方々は本年88歳が5名、100歳が1名です。

やはりご長寿祝いの名簿を拝見すればすべて女性。

体力に大きな影響を与える「重大難儀-出産」というイベントを経てこの通りのご長寿に名を連ねるということ、やはり「女は強く、男は弱い」をひしひしと感じてきます。

出産は「身を切る骨を砕く」身体的最大のリスクですからね。

 

そういう意味からすると現放映中の大河ドラマの超絶なる違和感、女性登場人物の台詞の「今風タメ口」ですが、「その強さ」をわかりやすくホームドラマ調に表現したかった?と考えて「まぁ、しょーがねぇなぁ」と良しとしましょうか。

あれでは時代考証のお仕事の先生方も、殆ど意味なし・・・でしょうね。

 

さて、昨日のニュースで来年度から静岡県内新東名高速道路(御殿場−浜松いなさジャンクション間約145キロ)の制限速度を100キロから120キロにあげるとありました。とりあえずためしに110キロから始めるようですが、走りやすくなりそうです。

私はちょくちょく新東名は走りますが、直線が多くてついつい制限スピードをオーバーぎみになるという傾向がありました。

イイ傾向だと思います。

 

財源ノルマ達成のための見え見えの取り締まりのおまわりさんの捕まえる理由は「安全」でしたが、それを掲げられたら庶民はグーの音もでませんね。どこかの公安委員会の安全運転を指導する部署のお姉さんも出勤の時は実はハチャメチャの運転をしていたなどと報道されていましたし、みんな自分のことはテキトーですね。

 

昨日はあの246号での20歳男子の飲酒暴走の画像を見せつけられましたが気分が悪くなりました。私もかつて渋谷あたりで遊んで世田谷方面に帰るには首都高使用はケチってあの道の使用は必定でした。立体のトンネルを抜けたあたりには大橋の警察署があって一斉検問やら取り締まりの重点地域ですから「大人しく走る場所」として有名な所ですね。

 

突然命を奪われた方や家族へ慮る気持ちは勿論ながら、飲酒して暴走した小僧(次男と同世代)の「親の気持ち」を考えると他人事ではいられないような気がします。すべてが気の毒になります。

ああいう事件があるから取り締まりが行われるのは無理もないと感じてしまいますね。

 

アルコール飲料メーカーに「飲酒事故被害者救済」に対応するための基金を設けていただきたいと思った次第です。業界から自主的に声があがってくればいいですね。

第一飲酒運転は無くなっていないではないですか。あれでは危なっかしくて車を走らすことができません。

 

さて新東名いなさから向かう浜松市北区いなさ渋川という異郷の地(失礼!!そう感じてしまいます・・・)にはなぜかしばしば向かうことが多くて画像をアップしていますが、このほど前述した新生児のご住所を見てびっくり。

拙寺婦人部(牧之原市須々木)でいつもお世話になっている方の娘さんのお子さんでした。お孫さんですね。そのご主人が渋川でお仕事ということで現在はそちらにいらっしゃるようでした。狭い町ですので場所もスグわかってしまいました。

 

画像は「渋川大銀杏前」遠鉄のバス停前。

銀杏は樹齢六百年といいますが、伝承は子供を産んだお母さんで、乳が出ない時はこの銀杏に祈願したという歴史あります。

銀杏は垂れ下がる「乳」と呼ばれるこぶができることはお知らせしたとおり。

拙寺に遺る聖徳太子像を紹介した際に麻布善福寺の銀杏から作られたことを記しています。

 

その銀杏の乳と母の乳を掛けたということは優に想像できるところです。栄養事情の悪さが出産と子育てを難儀なものにしていた時代でした。それを忘れぬ意味もあって当流、特に拙寺では「春の法要」は御開祖の誕生を祝いつつ、檀家さんのめでたき祝いを共有したいという意が含まれています。

 

法要は11時から開始しますが、恒例の寺楽市は9時には始まっていますのでお気軽にお越しください。

出店参加者もまだまだ募集しています。