昨晩「Nスぺ 原発メルトダウン」を見ました。
あの「フクシマ」の3.11、「原発」の再現ドラマでしたがよくできていました。
「とんでもない量の放射性物質」・・・や所長さんの「俺と死ぬのはどいつだ」という言葉と標記、「日本がダメになる」は強烈なインパクトがありました。
番組を見ていて原発事故への対応は「何をやってもダメ」の印象を改めて思いなおした次第です。
ああいう状況の中、ネガティブサプライズの連鎖と後手後手の対応の不手際があったことを見せつけられたのですが、あの現実に対して何故にしてこの国は無責任な原発推進政策をとるのかまったくもって不可思議なことです。
番組では全電力喪失が津波によってもたらされたのか、地震そのものだったのか曖昧な作りになっていましたが、番組では津波が来るより先に何らかのトラブルが発生していたように受け取れました。
幸いにして標記のような広範囲の致命的結果(格納容器破壊)にはならなかった(近隣地区には「致命的」はありました)のですが、それは2号機の容器そのものの取り付けがそもそも不完全であり、そのことが逆に幸いして格納容器の圧力が上がらずに(外部に漏れて・・・自然に「ベント」されて・・・)その破壊とならなかったのではないかと推測されていました。
未だ確定的理由がなされないままになっています。
「わからない」のか「隠している」のかもわかりません。そこがまた恐ろしいところでもあります。
今、国民レベルではそう緊迫感はありませんが、この国が一番神経をとがらせているあの国のミサイル発射の件、何やら国民を煽って、防衛費その他米国への思いやり予算の高騰を追認させようという狙いのようにも感じてしまいます。
ミサイルを撃ち落とすために迎撃用地対空誘導弾の配備についてしきりに(マスコミもこぞって)宣伝していました。
私はそれこそ再稼働した福井の高浜の他、原発周辺に配備しないのはどういう自信のあらわれのかと思ってしまいましたが。
原発をターゲットにするのが非常に効果的であることは先方様は「フクシマ」で学習済ですね。それなのに各原発周辺はノーガードの様。
要はあの国がミサイルを打ち上げても被害想定というものを真に受けて考えていないことの現れかも知れません。
ド素人の浅知恵でしたら失礼・・・。
それにしても関電の高浜原発3、4号機について大津地裁が運転差し止めを命じる決定を出したことは、とりあえず安堵したところです。しかし「どうせ・・・」という気持ちは残りますが・・・。
息子が京都にいるということもありますが、日本の文化の象徴、古都京都が「西日本壊滅」の憂き目にあって立ち入りができなくなるようなことが起こったらこちらも「日本がどうかなっちゃう」ことになりますからね。
琵琶湖周辺の方たちが提起したものでしたが、琵琶湖の風は関ケ原を超えて東海地区にも入り込み、この辺りであってもかなりマズイことになりえましょう。
まぁ毎度記していますが、あの国の親方が暴発したら真っ先に福井その他原発を狙うことは当たり前のことでしょう。
私が「無法者の独裁者」だとして周辺国が気に食わなかったらそれをもって隣国に威張り散らすでしょうし・・・。
仲が悪いというか「仮想」の敵国の鼻っ面に無防備な「急所」を晒しておくというのも正気の沙汰ではないですね。
あの国への締め付けはする、原発は稼働するはある意味国民の安全に対し矛盾を露呈させているように感じます。
画像は昨日の境内の様子。今年は桜の開花が早いそうです。
また今年の白梅の様子は少し変ですね。
ほとんど花が落ちている季節のはずですが突出枝の先端には今ようやく咲いた花がちらほらあります。あと1週間もすれば「桜が咲きそう」というニュースがありましたが、梅とソメイヨシノが同時に見られるという状況が果たしてあるのか・・・。
赤や白の映える青い空が見られることが「本当の幸せ」なのですがねぇ。
「青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光」-仏説阿弥陀経。
カネ儲けに奔走するばかりの国の姿勢というものがうかがえます。
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小山昭治 (火曜日, 15 3月 2016 09:28)
原発がこんなに必要なのか、しっかりとした説明がほしいけど
単なる電力が必要だ、くらいしか返事がない。
原発がどうしても必要だということならしょうがないけど
全原発が止まっていてもさほど困らなかった。
原発事故が起きて補償を払えばすごい金額になるのに
採算的にも悪いと思うけどね。
不思議です。
アメリカとの関係でしょうか。(本当のことを聴きたいものです。)
先日は笠原健次郎先生といっしょだったとか。
ユニークな先生で私の好きな先生です。中嶋みゆきのCDを聴いて
変に若ぶっていて面白いです。
明照寺がいやなら大澤寺へどうぞ、といつも言います。
今井一光 (火曜日, 15 3月 2016 22:51)
ありがとうございます。
まったく仰る通りですね。
「本当のこと」は腹の中でなかなか表に出てこない
というのがこの世の常です。不思議な事ばかりで
日々あたふたしているだけです。
笠原健次郎先生はシャレもきいて元気な(元)校長先生ですね。
あの時は楽しい時間をいただきました。
これからもお元気にして相良までいらしたときは
さらなるご指導をいただきたく思いました。