「世の中、インチキ」ということはだいたいわかっているつもりですがこれほど露骨なものは無いというのは今のガソリン・軽油・灯油の価格と思います。再びド素人の放言を。
物の価格決定というものは「仕入れ値」「原価」をベースに決めますね。私も小売業の世界に多少の時間籍を置いて物販(仕入れ値決め販売)に励んだことがありました。
宝石の様に相手の無知に付け込んで10万円で仕入れた石を150万円で売ったりバブルの頃の土地転がしとはスジが違います。
まっとうな小売業で店頭にも立ちましたが、だいたい売価は仕入れ値に50%~25%を載せるくらいでした。
ただしこの時代なかなか50%(5掛け)は難しいかもしれませんね。
大型量販店繁盛の時代、価格を抑えめに提示しなければ客離れをおこしてしまいます。今の客の目は常に「安価良品」に向いて複数店舗と比較するのは習慣的、あっという間にそっぽを向かれてしまいますね。
よって薄利多売という形態が主流となりましょう。
独占的オリジナル商品でもなければモノを売るには難しい時代です。
日銀の「クロだバズーカ」なる言葉が流行ってしばし。
素人の見識というやつで失礼ですが結局はどうみてもあのインフレ率2.0%の目標は無理ですね。
私もいよいよ質素倹約に勤めることを心掛けましょう。
みんながバンバンおカネを使うことを見越していたようですが、そううまいことおカネは使ってもらえませんですよ。いかにも価格下落期待値は強いものがありますし・・・
どうせ「ダメでしたごめんなさい」と理由をゴチャゴチャ並べて言い訳をするのでしょうが、お気な毒なことです(原油の安値)。
もう辻褄合わせは不可能のレベルに至って、御当人も内心どう尻をまくろうか考えているかも・・・。
きっと「虚砲」に終わることでしょう。
しかしまだほかに超低金利にしまくったツケ(出口)を見つけなければならないという仕事が残っていますよ。
その言い訳の最大の理由は原油価格です。
何せこの間まで100ドル/1バレルの高騰でひーひー言っていたような記憶もまだ古ぼけていないうちに、今や30ドル代前半までの下落。
だいたい原油価格というものは日本のモノの価格に反映する第一の商品です。物の値段にかかわる原点です。
「その値が下がる」ということは本来、日本の庶民には絶対に「いいこと」の筈なのですがね。
この「2.0%の事情」など私にはどうでもいいことですが、クロ氏が一発逆転のための原油高騰に転ずるきっかけというものをあげるとしたら、それは・・・
①サウジが「増産やめた」と宣言する事
②中東の産油国一帯でデカイ戦争がおこること
だそうです。
クロ氏の心にはそうあれば嬉しいということはあるのかもしれませんが②は戦争の勃発期待で道徳的にどうかと思いますし、それは無理。まっとうに①を表向き期待しているのでしょうがサウジは頑として原油の減産にシフトしないのです。
サウジの石油世界の盟主たるプライドと作戦です。裏があるに決まってますね。独占的なオリジナル商品を市場にダブつかせてわざわざ安値に誘導。
石油の増産は・・・
・ロシアのプーチン氏が調子にのった
・産油国でも中定位の国の政権が調子づいた
・シェールガス等が勢いづいた
・日本など技術革新が新エネルギーの開発が進んだ
に加えて
・価格差配ができることから価格連動する他の商品等を事前に
先回り売買してボロ儲け(インサイダー)できる大富豪集団の
印象。
これは石油以外で石油をダシに儲ける絶妙な手口で石油価格
を低位に抑えていた方がやりやすい(反発時期の疑心暗鬼で乱
高下させる)
などもあるのかも知れません。政治的にはアメリカ寄りの感。
とにもかくにも私の思う最大のインチキ、ガソリン・軽油・灯油の価格を何とかして欲しい、その一語につきます。
原油価格が1/3になっているのです。1/3とは言いません。
せめて1/2くらいまで頼みますよ。
あとそれから、ガソリン価格などにのっかっている税金に税金をかけるアレ。税金に消費税がかかるのはいかにもやり過ぎ。
これも10%にするの?
遠乗りには高速料金とガス代がかかりますからね。
画像は浜松の「みおつくし文化センター」で開催される小和田哲男先生講演会のポスター。
凄い人気で11月末にはチケット完売。キャンセル待ちの受付も終了しています。
行こう!と思ってまごまごしていたら瞬時に、でした。
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