昨日は京都から車両を締め出そうという風潮が俄かに起こり出していることを記しましたが、その件大いに賛同できることとしても、大谷祖廟への納骨、参拝に自家用車の利用は便利です。
京都市内の移動に関して車は不可欠であるとは雖も歩くことによって新たな発見があものですから、以前は自らの「足」をも駆使したものでした。
西本願寺近くの東急ホテルに車を置きっぱなしにして徒歩で東山の大谷祖廟を往復したりです。寄り道が楽しい街でもありますから。
ただし最近はどこかしらにコインパーキングが出来て、中には「そのスペースで・・・」と思わせるような民家の庭先パーキング場などというくらいに乱立。距離に目をつぶれば行き当たりばったりでも何とかなってしまうというのもいいです。
しかしそれは平日ならば何とか・・・というレベルで土日観光シーズンで有名観光地近隣でしたら殆ど車に乗ってきた自分を恨むことになりかねません。車が邪魔になります。
われら真宗大谷派の聖地「大谷祖廟」の参拝も最近ではその人混みと駐車場不足には頭を悩ますようになりました。
立地が京都市内でも一番の混雑箇所に包囲されていることがその要因ですね。
清水寺に高台寺、八坂の塔、八坂神社に知恩院、円山公園に三方を囲まれています(背後は東山)。それもそこに至るまでの道はたった1本、それも酷く狭いもののみです。
円山公園からは道はありませんし、高台寺方面からは一方通行のため入れません。
何しろ人の多さで車を走らせるのに気が病んできます。
特に最近は、「人力車」が縦横無尽に駆け巡りますので車のドライバーにしろ通行人にしろ、ますます往きにくくなりました。
その一箇所のみある進入路は信号機も無く、経験者であっても一瞬不安に陥るような細めの道ですね(場所はここ)。
そこから二つ目の西に折れる道を曲がれば祖廟の警備員さんが立っていてそちらで駐車券をもらい祖廟事務所でハンコを押していただくというシステムです。
とにかく参拝者にとっては以前から比べればとても便利。
駐車場の増設は有り難いことでした。
ただし余裕で駐車できるのはやはり平日のみ。
土日はほとんど満車になってしまいます。
時間の管理等徐々に厳しくなってきたのは駐車待ちの車両が道路を占有して並んだことだそうです。近隣迷惑というヤツですね。
寺務所に行ってハンコをもらう際にもそのことは念押しされます。
ハンコによる承認システムも致し方ないことで、警備員さんを常設するコストにも繋がりますが、観光集中する地にあってただ開放してしまえば、制御不能となってしまうことは明らかです。
参拝に加えて駐車料金が無いというのは京都では珍しいことです。年末年始に駐車場を閉鎖するのは八坂神社の初詣対策でしょうね。この細い道に車両を誘導したら凄いことになりそうです。
大谷祖廟参拝の私の感覚。
①参拝は疲労度を考慮して平日の選択
②清水寺周辺のイベントと京都の祭りの時期を外す
③四条通りと清水通りの渋滞については常に考慮
④慢性的渋滞の四条通りは特に敬遠したい
⑤京都駅からの徒歩での参拝はタクシー・バスよりも地下鉄利用
がベストチョイス
⑥バス旅行等のバスは京都東インターから蹴上方向を選択して
いますが、五条をめざして東山五条立体交差を降りて右折とい
う選択もあります。むしろ此方の方が空いているような気が
します。
画像⑤⑥は祖廟本堂の障子バージョンと戸板バージョン。
参拝自由ではありますが、1700以降はまず閉門退去となることは当たり前のこと。⑥は閉門直前の様子。④は総門入ってスグ左の太鼓堂。こちらで定例法話会が開かれます。一度は参加して聴聞したいと思います。
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