秋の連休の最終日は午後から友人の「墓道」を最寄りのJR駅に送りに。とは言いながらそれは当初の予定。
途中気が変わって東名高速牧之原から入って清水まで。
平日より通行量がかなり少な目で調子にのりました。
清水で出てからも国1バイパスはスイスイでストレスない走行。さすがに箱根を超える気にはなりませんので沼津を目標としました。
数件の寄り道候補がありましたが、浮島原の湿地帯を抜けて興国寺城に向かう事にしました。
「伊勢宗瑞」の銅像を駿府に建てることに誰の文句も言わせない駿府今川が生んだ「北条早雲」の既成事実の1つの城ですね。
ところが静岡人からその声があがって来ないところが口惜しさよ。どこかでも記していますが宗瑞(早雲)は大森氏の小田原を落したのち、小田原などに入っていません。関東を転戦しつつもあくまでも居城は韮山でした。
何も小田原と喧嘩をしろというのではなく、駿府無くして伊勢宗瑞は無い(その逆も言えますが)という事実は歴史の当然です。
いつもの根古屋の交差点から浮島原に突き出た段丘にある城址へ途中の標識の通り向かいますが、丁度草刈が終わったばかりだったよう、スッキリ整備されていました。
二の丸付近の開けた平坦な場所に車を置いて、登城開始。
と言ってもこのエリア限定で楽しむのなら、さほど広くも無く比高も大したことない丘程度ですので難なく散策ができます。
草刈が行き届いていて、本丸付近の様子もわかりやすく、特に本丸下の石垣がよく露出して確認できました。
また、前回画像をアップし忘れた、天野康景の碑を。
並居る戦国武将の中、これほどの部下思いの武将はいなかったでしょう。「プライドをかけた出奔」とでもいいましょうかね。
今時の指導者は御身大切型ばかり、少しは彼を見倣うがよろしいかと。
さてここで、驚きの「ネコ車」の登場。
二の丸を分断する登城路の右側に軽ワゴン車が停車すると、後ろのドアを跳ね上げて、「そら行け」の掛け声とともに「勝手知ったる」が如く、ネコが飛び出てきました。
興味津々、見るとネコ三匹のための改造車両。
主に聞けば毎度の如くお散歩コースだそうでいつもの通りのこと、ネコ共はフリー。オジさんの一声でバラバラに遊んでいる彼女たちは遊び終ったあとは約束通り集合するというのが凄い。
普通ネコは野に放せばどこかに行ってしまいそうですから。
だいたい我家のネコたちの中、車に乗せて平静でいられるものは一匹もいません。
それにしても、このような飼い方なら案外ラクでしょう。
家の中は荒れなくてイイかもしれませんね。ただし荷物を一切積み込むことはできませんし、殆ど開けっ放しにしておくようでしょう。走るネコ専ケージはいつもネコと一緒に居る様になるでしょうね
⑭は「墓道」の足元で「私と遊べ」と誘うネコ。人見知りまったくなし。
⑮は本丸から大深堀越しに見た城北側。新東名の下り沼津S.A.が見えます。
コメントをお書きください