7/20快晴。どこもかしこも湿気て古い引き戸の開け閉めから畳のサラサラ感に苦慮する毎日から解放されて嬉しい限りです。
結局はあの台風11号のおかげだったようでもあります。
そこで晴れたら行こうと決めていた蕉園さんのお墓参りにお不動さんへ向かいました。
山と言ってもその海に面した山腹下部ですから、まったく気軽です。
この「お不動さん」という呼び名は相良の人はこれまた知らないという人はいないくらいのランドマークで、萩間川(旧相良川)の作った扇状地左岸の舌状台地先端の山です(場所はここ)。
そして相良小学校を出た今の60代の方々に聞けば「小島蕉園」の名は知らない人はいないでしょう。それは相良小学校の校庭の隅にかつて蕉園の顕彰碑があったそうで、それを毎日のように目にしていたからですね。ちなみに私は相良小学校ではなく小田原の小学校を卒業しました。
しかし、情報不足でその石標が今、どこに行ってしまったのかまったくわかりません。
先日、不審者呼ばわりされる可能性も覚悟しながら、校庭内をウロウロ探しましたが見つけだすことはできませんでした。
いくら何でも地元相良の大切な偉人ですので先生方がその人の事を子供たちに伝えていないということは無いとは思いますが、少々心配になります。
80代の方に聞けば小学校の頃に年に1回は蕉園さんの墓参りと遠足を兼ねて行った覚えがあると仰っていましたので、その頃あたりまでは蕉園に対する相良人の「御恩」というものが伝わっていたのでしょうね。
①②は蕉園墓地から望む駿河湾。萩間川防潮ゲートと国道150号線そして御前崎方面が。
⑥は墓地の入り口案内板が夏草に埋もれるの図。
墓前には造花。⑨は蕉園さんのお墓の裏からの駿河湾。
⑩は大正時代に建てられた蕉園墓地への案内碑。
「自是北三丁」とあります。
一丁(町)は109m。×3ですからだいたいそんな感じ(上記地図参照)。
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