もう言い尽くされていて「今更ねぇ・・・」というニュースがありました。しかし嬉しいニュースです。
お茶どころに住まい、その飲む頻度に関してもそのニュースの通り、「まあ申し分ない」ほどに御世話になっているその緑茶習慣に対して立派なお墨付きをいただいたということは、何と嬉しいことではありませんか・・・。
国立がん研究センターによる研究論文です。
同センターは生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにする研究を行っています。
その題名こそが
「コーヒーや緑茶を習慣的に摂取する群において、男女の全死亡リスク及び心疾患、男性の脳血管疾患及び呼吸器疾患による死亡リスクが減少」です。
「長生きなんかしたくねぇ」「オレはもういいよ」とか何とか言いながら、やっぱり内心「健康にして長寿」は誰もが願うことです。
特に上記に挙げられた疾患は私の周囲でもまたぞろ頻発し、その後遺症たるや重篤で、これまでの当人の生活はもとよりその家族までも巻き込んでしまう結果になりかねないものです。
「抜けないトンネル」を連想する「長患い」で人間の尊厳に関わるような「無常の常態」を惹起しかねないのです。
体調の激変と不自由から往往にして痴呆に陥り、寝たきりになるということですね。「ピンピンコロリ」をベストなそれと心得るのは庶民の願いではあるものの、多くの方々がその意に反して辛い末路を歩んでいるというのが現実のようです。
年齢を重ねることによって誰もがそのリスクを増大させていく(老化)のは「道理」であり致し方無いことなののですが、最近は食生活の変化から年齢が若くてもそれら病を発症するという事を耳にしています。
そのような中、当山ではここ数年「緑茶の効用」について、毎年鮫島先生にご協力いただいて健康増進のための講習会を催していますが、今回の論文はそれを追認、お墨付きいただいたことでもあって、いよいよ胸を張って緑茶を勧めることができるというものです。
男女ともに緑茶摂取量が増えるにつれて死亡リスクが低下する傾向がみられたという結論ですが、それは「1日5杯以上」(男13% 女17%のリスク低下)とのこと。
私の場合は「5杯」は最低ラインですのでその恩恵は戴いているはずですが、まあ、それ以外の要因もたくさんあることでしょうし、「その時」を迎えるにあたっては考えても「詮なきこと」ですが、折角この地で授かった習慣で、それも至極「いいこと」というのですから、出来る限りこの習慣を生かして、他の皆さんにも是非にと広げていきたいものです。
画像は先日の寺楽市でハーモニカ演奏を披露していただいた昇三さん宅。3、4日ほど前に静岡新聞にても紹介されていた白長藤。年期の入った見事な出来栄えです。
最後の画像は今年の第2回目、ハイビスカスと本堂です。
夏野雰囲気ではありますが、朝は結構冷える日が・・。
油断は禁物です。
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