4月の酷い天気の連続に耐えたその反動なのでしょうか、晴れたら外に出たくなりますね。快晴の昨日は「丸金週間」で帰郷した「奥の墓道」と一緒に付近を散歩。オトナの健全な遊び、城歩きの「昼飯前」。
2.3の地元の城周辺を歩きましたが、この休みであっても御同類の方たちとのすれ違いは皆無。やはり城跡巡りはマイナーな趣味でしょうか。
そして既に陽の当たる遊歩道は草ボウボウ、これから夏場は誰も上がって行かなそう。
すでに森の中の尾根道は蜘蛛の巣が各所に張られていて、顔にビシっと。まったく閉口させられます。口開けてお喋りでもしたいたらもっと腹が立つことになります。
今回の遅いランチ前のお散歩のテーマは、
1 八幡平の城を下からでなく牧之原台地から下る
2 放棄茶畑の茶が生育すると・・・ということで釡原城
3 先日見つけた、朝比奈城台地から派生する台地の竪堀
さらっと歩いて浜岡の「1g5円ステーキ」屋にて200gを食して解散。
1 八幡平の台地からのコースを本曲輪(八幡平)へ向かうということは城の守衛側からすれば、攻め手に扮するということです。あらためて「なるほど」と思ったことは、森の尾根伝いに歩けば何か所か分かれ道に遭遇することがわかります。
下から(舌状台地先端側から)のコースでは間違う事は無かったのですが、先頭を「墓道」が歩き、おしゃべりしながらだったということもあります。少々山中彷徨するハメとなりました。
途中でスマホのナビを取り出して「あーだこうだ」と言いあいになる始末。急斜面を行ったり来たり、夕方でなくて良かったと胸を撫で下ろしました。
おかげでこれにより気が付いた事があります。
「何故迷ったか」これは城作りの巧妙なトリックが今なお生きていたということに他なりません。
今は親切に標識も立っていますので良く見て歩けば何でもないはずなのですが、その「罠」にハマってしまうのです。
このトラップは滝山城の「袋の鼠の馬出し曲輪」にもありましたように地の利に疎い攻め手を巧妙に誘い込んで討取ろうという構造になっているのだと確信しました。
何しろ間違って向かった先は殆ど崖。
ここに迷い込んだ敵を背後から追い詰めて崖下に葬ろうという作戦でしょうね。
どうしてその分かれ道を何気なく歩いて正誤の二つのうち誤った方向を選択してしまうかといえばそれは、「誤」の方が開口部が広めで前方に見える(はず)の主郭方向への向きに重なるということと加えて、傾斜角度が比較的平坦に近いからです。
「正」の方への入路は斜度が強く、狭くて方角的にも外しているように感じてしまいます。無意識のうちに誤った方向に進んでしまうのでした。
画像①、案内は右だったのですが、左の行きやすい方向へ行ってしまいました。そんな罠だろうと思う箇所各所ありますね。
2 釡原城のNTT鉄塔下の放置茶畑へ。
ここには相当期間放置された茶畑があります。
「墓道」のリクエストでしたが、彼から「この茶畑をバックに1枚撮ってくれ」とカメラを渡されました。人の事は言えませんが「変人」ですね。
この茶葉は「絶対無農薬」だから「そのまま口に入れても」といって新芽を摘んでみましたが、おいしいワケはありませんね。まぁ気分だけ。画像②③
3 朝比奈城の例の堀のお墨付きを彼にもらおうと案内。
「なるほど」と合点していました。今のところ半信半疑ではありますが、いずれ専門家に検証してもらう予定です。⑧
本日一番の感動は、朝比奈城の野生の藤です。
人工の棚で管理した藤も見事ではありますが、自然界のそれはさらに趣があります。
この時期限定のベストな「気」をいただいてきました。
ステーキも空気もごちそうさま。
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