千日前 法善寺の夫婦善哉  二人前? 

おしること善哉の違いについて今一つわかりませんが、あそこいらをブラついていて、行かない手は無いと思い、例のあの店へ突撃しました。いかがわしい店ではありませんよ(場所はここ)。

 

食事前にコレかよ・・・とは思いましたが「連れ」(檀家さん・男性)が殊にトイレが近い方で、トイレ探しも「もはや限界」というところでこの店に行きついたので致し方無かったのでした。

しかしおかげさまで、「ふーん」と頷けるようなことを知ることができました。何せ事前情報なしのイキナリでしたから。

 

私の世代ではさすがにその「夫婦善哉」という言葉を聞いて小説の方を思い浮かぶこともなく、どちらかといえば関西系のコテコテのトーク番組のことを微かに覚えている程度でした。

まさかホントの「善哉」を商う店があるとは思っていませんでしたね。

 

こちらは善哉に特化した店で客は甘党のみ。

善哉800円也の金額に一瞬躊躇しましたが入店したからにはと注文。

驚きました。お椀が2杯出てきてそれが1人前。

2杯はキツイかも・・・という引き気味気分は無用、少々上げ底的椀で量的に通常範囲、味もしっかりした小豆の使用、一気にいけちゃいました。

 

なぜに2杯かといえば、店内に掲げられた文言を見て納得(④画像)。

 

連れの方は善哉についている塩昆布が「うまい」とお土産に買っていました。着物の女店員さんはその母親が「千日デパート火災」の当日に買い物に訪れていたとのことで、小さいころから「もしかするとあなたはいなかったかも」と聞かされて育ったと。

 

思わず善哉のことより「ロコ」の話に夢中となりました。

千日前の私の知る限りのうんちく(江戸期)を傾けるもその件、女店員さんは知らなかったようです。