憎まれ口 大河ドラマの低迷を嗤う 禁門にて

どちらかの記事でさらっと見ましたが、現行の大河ドラマの件、案の定低迷しているそうですね。

余りにも不人気でもはや対応不能の域らしく、「途中打ち切り説」まで浮上しているとか。演じている役者には気の毒とは思いますが・・・

戦国好きの戯言です。

日曜夜といったら「大河ドラマ!!」というのが決まり文句、子供の如く待ち遠しく楽しみにした、しがない坊さんの一週間というものがありました。テレビ坊主です。

 

そこに降って湧いたような超ドン引きネタの決定で「今年は見ない宣言」をブログでも何度か公言していた私ですが、今回の視聴率の惨憺たる状況、勝ち誇るワケではありませんが私には放映前からわかっていたような気がします。

宣言通り、あの番組が始まると同時に教育テレビの「日曜美術館」の再放送を見るという習慣がついてしまった私はこれまで一度もその番組を見ていませんので内容はまったくわかりませんが、推測すると・・・。

 

教科書にも登場しないような女主人公にスポットを当てるというのは御担当は「斬新なアイデア」と自賛していたでしょうが、「女主人公」は何度も大河が試みてそれなりの成功を収めていた二番煎じですね。

というか幾度もその手を使ってもはやその意図は見え見え。

 

時代も篤姫や竜馬と同様。動乱期で演出のしようは色々あるでしょうが二匹目の泥鰌(どじょう)。

チャンバラ的アクションは当然につきものですが、ドラマの流れを極論すれば打倒幕府=政権打破=反体制でいわば現代のテロリズムにも通ずる「はねっ返り」集団を描いたものといっても過言ではありませんね。

視聴者は面倒くさくなってしまうのではないでしょうか。

 

何よりも戦国時代につきもののいわば現代の感覚を超越するような「仰天するような大きな夢的説得力」というものがありません。

大河ドラマによって歴史を深く検証したいという視聴者の気持ちも拾えてないような気がします。

 

視聴率一桁台というのは大河史上最悪の数字だそうですね。

会津中心のドラマがあったのだから「今度はそっちに」などという一部の恣意的な意見に迎合しての製作かとも思えてしまいます。

いい加減、「幕末はやめたら」と思うのは私だけ?

まあ独り言と思って聞き流してくださいな。

 

画像は禁門―蛤御門にて記念撮影。

2014年のバス遠足でした。

長州藩が御所に向かって撃ちまくった鉄砲の残痕を解説。