京都で楽しそうな企画ものがありますね。
「京都文化博物館」と少々遠いですが、「絶対行く宣言」をさせていただきます。
展示タイトルは「京(みやこ)を描く―洛中洛外図の時代―」で、いわゆる「洛中洛外図」といわれる京都市中周辺を描いた絵図を一堂に集めるというものです。
前期展示:3月1日(日)~3月22日(日)
後期展示:3月24日(火)~4月12日(日)
で後期のチャレンジとなりました。出品目録はこんな感じ。
絵図たちの細かな描写の面白みを目を凝らして見て廻りますので拝観恒例の眼精疲労による頭痛に襲われることは目に見えています。旅先の頭痛はかないませんので頭痛薬必携ですね。
次男の京都行が近く、タイミングを合わせようと、彼の引っ越しの手伝いを申し出ましたがあっさり断られましたので、今のところプランBを考えています。
考えてみれば彼が京都で4年間過ごすということは私にとっても非常に有意義。いわば墓場放浪記の「京都支部」が出来るということですから、史料、情報、画像の配信に関しては強い味方となりますね。
親の期待通りに動いてくれるかは甚だ疑わしいところですが、願わくば「京都のプロ」になってもらいたいものです。
画像①は狩野永徳筆の洛中洛外図屏風―上杉本―の松永弾正屋敷。展示では複製が並ぶようです。
この画像は結構有名で、「左義長」の飾りが屋敷門前に見えるというものです。最近になってその左義長は3月中旬の近江八幡で盛りあがっているようです。信長も「南蛮笠を被り、紅絹にて顔を包み、錦袍を着け、異粧華美な姿」で踊り出たという祭りです。正月の「どんと焼き」のベースとなった火祭りの儀式です。
竹を円錐形に組んで、正月飾りを括りつけ、火を放つというものですが、竹が爆発することで威勢があがったとのこと。
お隣の大国の祭りのお馴染みアイテムとして爆竹という花火がありますが、「火祭りと大きな音」の原点が日本に残っているというのも面白いところです。そのように絵の一コマ一コマに当時の風俗、政情、歴史を思う事ができるのです。
②花の御所
③上杉本はパソコンからも見る事ができます(こちら)。
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