余程の予定が無い限り大抵私の仕事といえば土日。
土曜日はこの冬初めて二つの火鉢に火を入れて朝からの法事にあたりました(他にストーブを4つ)が、参列者の一人は「お寺の寒いのは承知しているが、やはり寒い!!」と苦笑いしていました。外はいいお天気で陽だまりにいれば心地いいくらいですが、堂内はいかにも「厳粛」感あふれるクールさです。
今週は本堂の隙間風対策をしようと思っています。
まあ、その対策はすべてが「焼け石に水」の如くで空しい仕事になりましょうが、内部から見て柱と障子の隙間から光が漏れているのと、確り閉まっているとでは気持ち的に少々変わるかと。
この時期、本堂での法要参集の方々には、「コートとマフラー着用のまま」ということを前もってお知らせしてあげなくては気の毒です。
さて、日曜日の法要は暖かい先方様ご自宅仏間での本法要。
その後、お墓参りしてから、最後に本堂で短いおつとめ(願生偈と御文)で全行程終了となりました。お斉がありませんでしたのでお昼前で終了です。
ちなみに当山の法要は
自宅―本堂―墓参りの3カ所にてお参りしますが、自宅、本堂の順序と、どちらで本法要を行うかは任意になっています。
最近の傾向は本法要は本堂で行うことにして、事前にごく近い人だけで家の御内佛前でご挨拶、焼香を済ましておくというパターンが多いです。
さて、その日は時間が出来たこともあって13時30分から大東図書館で展示品の説明会に向かいました。大坂とは旧大東町です。
尚、お斉の有無については事前にそのように打診される家もありますが、当方からその有無を聞くという立場にありませんので、「お誘いがあればうかがう」というスタンスにしております。よって法要が終ってみなければそれは分からないのです。
掛川市の展示物では華厳院さんに充てた小笠原親子の朱印状がお目見えということで目をひきましたが、袋井市教育委員会の有志ら(松井氏?)が数か月かけて作った高天神城のジオラマには驚きました。
参加者(全部で20名)の方で、高天神城の古絵図とジオラマを照らし合わせて「違う」という指摘を女性研究員に執拗にしていましたので「ジオラマ製作は遊び心、厳密に再現はしていないでしょう」と口を出してしまいました。
聞くところによると14日の滋賀県立大学中井均教授の講演会は定員50名は+10で計60名が集まったと。
その前に開催された小和田先生の袋井浅羽図書館での講演はあっという間に満員80名になったそうですね。
そちらにあぶれた方々が早いうちに申し込んだためにこちらも早々に締め切りという好評の様。
私が思うには、もっとデカイ箱を用意すれば?・・・と勝手に。
ジオラマを前にして、これまで何度も高天神城の発掘調査に関わったフジタご夫婦と談笑。奥さんは二の丸付近で鉄砲玉を発見したと仰っていました。
帰りに図書館の真裏にある五塚山古墳に旦那さんに案内され、牧之原台地方向の向こうの富士山を見て帰ってきました。もう薄暗くなっていました。
①は昨日の境内②高天神城ジオラマ。大手門からの図で着到曲輪や武田方の兵が見えます。③が古墳のトップから見た牧之原台地と富士山。④は先週写した牧之原台地からの夕陽、西方浄土の方角、③の逆方向となります。
⑤は全然関係ありませんが、大垣のお土産「おあむ」。
おあむさんを味わいましたがいかにも今風の味。
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