1年前からある人から情報を得て、この日だけは空けておこうと思っていた日がそろそろ近づいてきます。
「馬伏塚城・高天神城展」、袋井・掛川の両教育委員会の共催です。
当ブログでも高天神城は勿論、馬伏塚城も2回ほど( ① ② )記していますがその開催期間の中1日、小和田哲男先生の講演会&座談会があるのです。
先日も小和田先生の講演会にお邪魔してきましたが、必ず自分にとって新鮮な情報が得られるものです。その手のことを楽しみとする私としては、今回の様に「地元の戦国」を語っていただける講演はまたと無いチャンスとスタンバイしていました。
以下、パンフレットの紹介文です。
「袋井・掛川市域の戦国時代を語るうえで、馬伏塚城と高天神城の攻防戦は欠くことのできない歴史のひとこまです。
城主はともに小笠原氏であるばかりでなく、天正二年(1574)、高天神城が武田勝頼の支配下なると、馬伏塚城は徳川家康の高天神城攻略の前線基地となります。
関係の深い二城の歴史をひもとくことにより、袋井・掛川両市域の戦国時代を解明することを目的とした展示会です」
期日 平成26年11月9日(日)~11月30日(日)※期間休館日無し
袋井市歴史文化館(場所はここ)
袋井市浅名1028(浅羽支所内) 0538-23-9269
★講演会・座談会 11月16日(日)午後1時~4時(要予約)
※11月4日より申込み 電話にて受付開始
演 題 「馬伏塚城と高天神城の攻防戦」
講 師 小和田哲男先生 (静岡大学名誉教授)
座談会 「馬伏塚城と高天神城の攻防戦を語る」
小和田哲男 加藤理文 戸塚和美
★展示解説 11月23日(日) 事前予約不要 2階展示室集合
1回目午前10時~11時/2回目午後1時~2時
内 容 展示室で展示品に関する解説、ミニ講座
講 師 当館学芸員
画像④は大谷大学講堂。
①②③は三方向から見た一つの品物。
16世紀の「三宝荒神形兜」(仙台市博物館)です。今回の大谷大学博物館に入館してスグお迎えして意表をついてくれます。
伝承は上杉謙信所用。謙信らしく仏法を害する者を威嚇する不動明王風「忿怒相」三面を配した兜です。革紐で鉄板が編み込まれていますが重量は果たしてどのくらいになるのでしょう。
高さは30.5㎝。
上記画像はニュルンベルクでマルチン・ベハイムという人が15C後半に造ったと云われる革製の地球儀(こちらは展示されていません)。
オーストラリア大陸は発見されていない頃ですので、当時は地球儀に描かれていないのが常です。
大河ドラマの官兵衛で信長が南蛮人(フロイス?)にもらった地球儀をいじくるシーンがありましたが、時代考証の小和田先生として、「地球儀を映すならオーストラリア大陸を抜いたものを作って欲しい」とお願いしたそうです。
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