「山ノ神堀切」と「稲荷森空堀」 小田原城総構

小田原駅西口の「伊勢宗瑞(盛時)=北条早雲」の勇壮な銅像から黙って「白秋の道」を辿ればそれこそが小田原城総構の北側を歩いていることになります。

 

 谷津の御鐘ノ台、花岳城、旧花岳競馬場の現月光院花岳山 城源寺のある谷津、荻窪方面を右手に①進めば、左手に小田原城②と相模湾が望めます。~これらはかつてブログに記しています。(左側「ブログ城址等 相模」)。

 

 左右が低地であることからこの道は尾根の上を走っていることが分かります。これこそが天然の要害、壮大な小田原城総構の北を守る「土塁」となっています。場所はこちらですが、参考までに以前の地図も重ねてみます。

 

 こちらの道は上等な自家用車で進むことはおすすめできません。林道、農道の部類で、当家にあるようなボロ軽トラ程度ならまだしも一般車では左右からの木々の枝等でこすりまくるでしょう。

まぁこの遺構を楽しむのでしたら徒歩が一番です。

そういう理由もあって、標記小田原総構のうち比較的スケールの大きくかつ残存するこの北側部分について、見落とされる方も多いようです。④は駅に近い部分ですがこの尾根トップ部分にさらに高低差が確認できます。

 地図のブルーの部分を歩けば「山ノ神堀切」⑤⑥と「稲荷森空堀」⑦⑧はその道端で発見できます。

下図は毒榎平に入ってぶつかる掲示板。小田原では森林公園と言っていました。

ここの森の中に最大の空堀跡を確認できます。