笠置山登頂のあと木津川を跨ぐ笠置橋周辺をぶらり。
淀川の源流といいますが、宇治川、桂川と名だたる河川と混ざり合っています。
花崗岩系?の砂は白くて気持ち良さげ。
息子はしつこく川遊びを提案しましたが、天気は雲行きが怪しく、地理的気象の変化等まったくビジターで不案内、よって却下しました。
見知らぬ土地へ来て河川敷に車を降ろしノー天気で水遊びをすることなど私には恐ろしくてできません。
先般も神奈川の山北のキャンプ場で悲惨な事故がありましたね。
私は小田原在住時代はよくあの川周辺に行きましたが、山の天気は信用ならず、今この場所が晴れていたとしてもたまたま上流で豪雨があって、ダムの放流が問答無用で始まればチョロチョロの渓流が即座に濁流に変貌することは当然のことです。
もし川遊びをするのであれば、上流の天候とダム放流の警報盤の有無をしっかり確認したいものです。これは家族や同僚をまもる主宰者の義務でもありますね。
木津川は昔から水害に悩まされています。
笠置町も伊勢湾台風の際には300戸が浸水しているとのこと。
さらなる源流は三重県、鈴鹿山脈系からの水を集めますのでひとたび大量の雨が降れば容易に氾濫するという歴史があったようです。
特にあの白い砂は上流から供給されますが、山を削って流れ出した砂たちは下流で堆積していき、川底が上昇するという傾向にあるとのこと。
河の水嵩が上るように高くなり、僅かな雨でも堤防を越えてしまうそうです。これを「天井川」と独特の表現を使っていますが周辺自治体は河川管理(堤防の嵩上げに、川底の浚渫)、土木作業の予算を計上しなくてはならないでしょう。
古来より御先祖様は一所懸命の土地を「水害と水利」の間で守り続けてきたのです。
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