5日に静岡県の特養老人ホームの入所待ち高齢者数が発表されました。12647人で6年連続1万人越えだそうです。
保育園の入園待ちの方も最近耳にしますが、両方とも施設が足りないということですね。
以前骨董屋さんが目を付けた品物を所有者が亡くなるのを待って未亡人等から買い叩くという「死に待ち」について記したことがありましたが、待つのも待たれるのも嫌なものです。
昨日の健康寿命静岡県内1位の浜松が待機数2576人でこちらも1番。2位も静岡で1364人と同様です。長生きすることもまっくラクじゃないです。
お寺に入ってからお檀家さん各家庭の様子を肌で感じて、世間様もだいたいはそうだろうと、そんな雰囲気はしていましたが、標記のテーマは相当深刻の様。いよいよ尻に火が付いたというところでしょうか。
政府も当然にデータを把握していて相当焦っているように思えます。6月末に閣議決定する「骨太の方針」の中に「50年たっても人口1億人を維持」とありますが、あくまでも目標です。いったいどうなる事やら。
50年後の世界はどうにもこの目で確認することはできませんが、この大層な目標はずっと下がり続けている人口と反転の兆しさえも見えてこない姿を見て、かなり早い段階で「やっぱり無理でした」ということになるような気がしてなりません。
政権は戦前のスローガン、「富国強兵」をもイメージするような方向に舵を切りつつあるようです。
国民の方からすれば「産めよ増やせよ」は過去の日本のイメージか、笛吹けど踊らず、「子育てに手厚い支援」と旗を振るとの対策は散見できますが、一向に子供が増える兆候は見えて来ません。
各家庭の理由は
①子育てにおカネがかかる②最初から持つべき子供の数を夫婦で決めているからだそうです。
①は大学まで上げればそれは凄い額になりましょう。塾等教育関係にもおカネは必要ですしね。
②は最初に「二人程度」等決めているので少なく(1人)なることはあっても増える(3人)ことは無いでしょうね。
「離島理論」というものがあります。我が国の人口減少をまず離島から始まった「子供のいない村」が日本全体に広がって超高齢者社会を作り、また「限界集落」という日本特有の不気味で空恐ろしい現状をわかり易く説明しています。
これはNHKのDATAFILE.JPNに詳しいのでそちらをどうぞ。
私はトーキョー集中型、経済最優先の風潮とそれをヨシとてきた社会のゆき詰まりと思いますがいかがでしょう。
「子育て」に多少のカネを配っても抜本策にはならないかも。
画像は旧土方村(現掛川市)、高天神城です。
まだまだこちらは子供がたくさんいます。就業先も充実して住みやすい場所。
私が「住みたいな」と思う場所、以前は沖縄県読谷村に恩納村。
今は高天神の麓、下土方。日々この山のカタチを見ながら散策を日課にできたら最高の老後ですね。海も山も自然は最高です。
日曜日午後より息子を引き連れお散歩に。
アホな息子は「梅雨あけだ!!」とはしゃいでいました。まぁ雨も降らず午後からドPカン。
あの青い空を画像だけを見れば騙されるかも知れませんね。
空気は湿っているせいか富士山は見られませんでした。
③は搦め手通過後二の丸との谷の付け根を仰ぎ見たところ。
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