親鸞聖人(松若丸)が9歳で得度したといわれる場所がこちら青蓮院(天台宗)。
丁度今の頃だったのでしょう、得度の際に詠んだ「明日ありと 思う心の あだ桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは」の歌はこちら、親鸞聖人に御縁のあるお寺です。
親鸞聖人御手植えと伝わる樹木、数ある中、こちら門前のクスノキの大きさと枝振りも圧巻です。⑤と⑥。
大谷祖廟からは大した距離ではありません(場所はここ)。
10分も歩けば到着するでしょう。
国宝の「知恩院三門」を右手にしてその道のちょっと先です。ちなみに知恩院の場合は「山門」では無く「三門」と呼びますね。
しかし門というか御堂の如くのスケールで正面に掛かる額の大きさは一坪以上あるとのこと。
さて、青蓮院は格式高い門跡寺院で、江戸天明期の内裏炎上の際には仮御所となっています。
慈円や室町幕府六代、足利義教が籤(くじ)で勝って将軍になる以前はこちらの門主でした。
本願寺八代の蓮如さんの時代あたりまではこのお寺がいわゆる「本寺」であり、天台宗の中の念仏集団だったわけです。
わかり易く言えば天台教学という「大学」の一学部である「念仏学科」の中からさらに別れた「称名念仏ゼミ」の様な感じだったでしょうか。
いずれにせよその称名念仏を唱えた法然上人、そのうえに阿弥陀経学の「絶対他力」にまで踏み込んだ親鸞聖人が出て、それぞれ独立した教えを展開していきました。
★本日30日は高天神祭り。
私は午前・午後と法務のため「出仕」不可。
噂では恒例の出し物「鉄砲隊」は無いと聞きましたがどうなのでしょうか。
昨年は雨に祟られましたが今年も怪しそう。
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