どちらかでも記していたと思いますが(失念・・)「RCサクセション」の「いい事ばかりは
ありゃしない」の歌詞とメロディーは僕たちオヤジ世代には、脱線連続も変てこな方向に走っていた時代、ほろ苦い若き頃のハチャメチャを思い出す懐かしい名曲で、私にとっての「琴線に触れた」一曲でもありました。
そして「ついてないぜと 苦笑い」はその歌詞の中で特に好きなフレーズです。
どんなに「酷いな」「裏腹だな」「失敗だな」と思うようなことにあってもこのフレーズ一つで「まぁ、いいか」と自分の心を鎮める事ができる「魔法の言葉」でもあります。
この歌詞はいわば「愚痴」の連発です。
世の中には愚痴ることを恥ずかしいことと思われている完璧な方もいらっしゃるようですが、そもそも私は「愚痴」を取ったら何も残らないような人間、大いにこの諦観風な言葉通りに倣ってそんな時、ニヤニヤしています。
今節京都納骨バス遠足は1泊2日。計45名の参加をいただきました。
初日のコースは大谷祖廟→知恩院付近散策→京都御所拝観→東本願寺→雄琴。2日は堅田→安土→近江八幡→帰路です。
恒例、「檀家さん引きづり回しの遠足」と内輪で揶揄されている自由行動散策に重点を置いたものですが、年配の方々からはキツイとの声もちらほら聞こえてきました。
少々キツかろうが歩いていただこうというのが遠足の趣旨ですので、スケジュール通りにはいきませんでしたが、何とかそれでも2日間お付き合いいただいた皆様に感謝いたします。
2日目のプラン変更は勿論、雨が理由。
大澤寺の遠足は数えればキリが無いほど雨に祟られていますね。
まぁ天気の事を愚痴ってもどうにもなりませんが、それにしても折角の遠足が台無しになる要因です。
今回もまったくその「苦笑い」というものを誘発させてくれました。
事前に作成する地図と案内には時間を要するものなので、それらの労力と人数分のコピーが徒労と無駄に終わった瞬間でもあります。
今回も週間天気予報を1週間前から眺めて高気圧の張り出しに喜んでいれば、連続する高気圧と高気圧の間の低圧帯に突如と前線が発生してこのザマです。
朝、ホテルを出発する前からの雨。
朝の雨中の露天風呂は絶妙でスペシャル感満点でしたが、雨は止むことはなく結局その日のスケジュールの変更を余儀なくされるハメになってしまいました。
計画では午前中の堅田散策の時間、私は単独足を伸ばして行く予定がありましたが、予め皆で行くことを予約していた源兵衛さんの光徳寺さんのみ御厄介になってからそのあとは「雨に濡れない場所を」と行先を急遽変更。
プランBは安土城「信長の館」でした。
この「館」には実物大の復元天主があります。安土城に関しては「天守ではなく天主」ですね。
案外皆様にわかり易く、今回のピンチヒッターとしてなかなか上出来だったのではないでしょうか。
ビジュアルのインパクトとしては効果的でマスコミうけも良く、またいつかお茶の間でお目にかかることがあるかも知れません。
今回は正規のバス運転手の他、参加者に現役バス運転手と元のバス整備の方が同乗していたため、その運行とナビの御三方とイイ加減な添乗員役の私が適当やっていますので正規添乗員さんは雇っていません。
こういったアドリブの強行は添乗員作成のスケジュールに任せていてはできない策でした。
お昼には近江八幡まで辿りつきました。昨日の画像のお店で昼食を頂き、八幡山城のロープウェーの広場に移動。
各自それぞれ時間を過ごしました。
和風の店、洋風の店、散策等・・・ちなみに私は巷間流行っているというバームクーヘン屋さんの奥の喫茶店でしばし時間を過ごしました。
遠足前より今度こそ八幡山城に登ってクリアな琵琶湖を望むべく期待に胸を膨らませていましたが次回持越しとなりました。「再た来りゃいいや」です。
本当は皆さん方、初日に足がヘロヘロになっていたそうで、きっと天がこれ以上皆さんを「引っ張りまわすな!!」と言っているようにも感じました。
相良に戻って一夜明け、再び「ニヤッ」としたのは雨が止んでイイ天気だったことと、市の社会福祉に車椅子を返却に行く際に見た小堤山の桜がモノによっては三分以上咲いていることでした。
前日の雨中の八幡堀の桜はまだつぼみがガチっとしていましたので。
いづれにせよ無事に帰って来れたことだけでも感謝に価することですね。私も他者のことは言えませんが皆さんも確実に歳を重ねて以前の様にはいかないということをつくづく感じさせられました。
有り難うございました。
「信長の館」の画像は布施氏。
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