私の存じあげる北海道の方々はみんな真宗の御門徒さん。
といっても3人だけですが、2人は相良在住です。
大抵、会話というものは、それぞれの故郷の話などを交わすのが普通なのですが、何をお話していいのかわからないくらい私にとって北海道は未知の地です。
この秋、次男が修学旅行で北海道に数日お邪魔していたようですが、とにかく五稜郭を除いてしまえば城らしき遺跡は無いとのことです。
次男には五稜郭周辺は行けないのか?とせっつきましたが無理だと断られてしまいました。
聞きかじった話では北陸の真宗門徒等が率先して寺ごと開拓団として北海道に移住した歴史があるそうですね。
また、失礼ながら常々「極寒の大地」をイメージしてしまう場所であって、沖縄への滞留が趣味的道楽であった私としては超苦手な環境が予測できます。冬場氷点下なんて当たり前の所ですからね。
小雨交じりの昨日、宅配便が北海道より届きました。
手紙と品物に感動してこちらに「ありがとう」を兼ねて記させていただきます。
書面には「墓場放浪記」を見られていることが記してありましたので・・・。
何しろこの齢になるとちょっとした手紙に感じるところあって目頭が熱くなってしまいます。
筋かね入りの真宗門徒様でおそらく当地の田舎住職よりも報恩講等参加の場数は多く、法話も耳の肥えた方です。
まったく頭が下がります。その方からのお便りでした。
いらっしゃる場所はかの有名な大雪山の麓、歴史は100年程度と決して古い町では無いとのこと。
そして水道・鉄道・国道が通っていない「三無い町」だそうです。
鉄道と国道の無いのは「全然OK」ということは当地にも鉄道は通っていませんので判りますが水道が無いというのは一瞬、イメージが湧きません。
ひょっとして「湧水」があまりにも豊富であるということ、そしてそれぞれの家でそれらを管理して公共機関が関与しないということでしょうか・・・。
「所変われば」で、その地方ならではの変わった習慣もありそうです。
代表的な産品は米は勿論、最近のブームでしょうか「旭岳原水」、そして家具(モダン仏壇)だそうです。良質な材の豊富さも頷けますね。
画像は硬くて切る時注意が必要な「坊ちゃん南瓜」、「小豆」にラーメン、コメの缶詰等々です。
たくさんの御品、じっくりとまた有り難く味あわせていただき、同梱していただいた地元紹介誌も拝読させていただきます。
かわりだねの品だけに当ブログでお礼を兼ねて紹介させていただきました。少しばかり乱暴だったかも・・・。
想像を絶する、筆舌に尽し難い、絶対的に恐怖をともなう寒さへの御苦労、当方想像の域を出ませんが、皆様方、健やかにお過ごしいただきますよう。
ありがとうございました。
さて、「村上海賊の娘」は、かのお手紙に記されていたご推奨書籍。
2013/10/22発売ですので真新しいものですね。
あのデビュー作が映画化された「のぼうの城」の作者です。
その書籍のセールスコピーを丸写しにすれば・・・
『のぼうの城』から六年。四年間をこの一作だけに注ぎ込んだ、ケタ違いの著者最高傑作!
和睦が崩れ、信長に攻められる大坂本願寺。
毛利は海路からの支援を乞われるが、成否は「海賊王」と呼ばれた村上武吉の帰趨にかかっていた。折しも、娘の景(きょう)は上乗りで難波へむかう。
家の存続を占って寝返りも辞さない緊張の続くなか、度肝を抜く戦いの幕が切って落とされる!
第一次木津川合戦の史実に基づく一大巨篇。和田竜/著。
こんな感じ・・面白くないワケ無いでしょうよ。
早速町の本屋さん「布施書店」に注文出します。
映画化?興味ありますね。また楽しみが増えました。
ありがとうございます。
コメントをお書きください