どこに決まってもオリンピックという祭典は楽しませてもらいますが、まずは2020年まで我が身が続いてのお楽しみです。
さーて失礼ながら都知事のアナウンスに相当胡散臭いオヤジを感じてしまったのは私だけでしょうか。
内容は、「ヤル気」と「安全」と「おカネがたくさんある」ということを強調していたようですが、どれも他者との比較。
要は優位性を強調していたわけで、「えげつないこというなぁ」が第一印象。まぁそもそも長所となるところを強く表現する場ですので「そんなものかな」とは思いますが、大会に振り向けられる資金力と余裕を訴えたいのか保有する資産を数字を記してまで強く訴えていました。「カネならぎょうさんあるからね」ってところでしょうか。日本人全体のイメージにされたら少しばかり腹がたちます。
安全!安全!の連呼は、つい最近イスタンブールの治安について中傷して顰蹙を買ったあのお言葉を彷彿とさせました。
「現金を落としたら必ず現金ごと帰ってくる街」と語っていましたが、「ええ加減にせいや」ですね。
夢絵空事の「語り」にも聞こえました。東京地区で電車やベンチで寝込んで身ぐるみはがされた「奥の墓道」の悲惨な顔が頭を過りました。今の東京はそれでも安全な部類ですがもはやいつでも足を掬われる覚悟は必要な場所ですよ。
オリンピック誘致の内情はおそらくドロドロした権益に塗れているとは思いますが、最近の傾向は「おカネ」のかからないシンプルな祭典への方向に舵がきられています。
そんな中、それをいたずらに強調したプレゼンはいただけませんでした。あのプレゼンが良かったと言ってくれる人はあの人のとりまき関係者か利害関係人だけでしょうね。
まるで時代劇の「悪徳代官」を彷彿とさせましたよ。
どこの都市の肩を持つわけでもない一傍観者の個人的意見ですが、私は「イスタンブール」が良かったと思います。
これまでも招致に関してはサプライズがありますね。
イスラム圏初、ヨーロッパとアジアの文化の融合などという言葉の羅列にはみんな弱いのです。つい応援したくなってしまいましたよ。
プレゼンの中身は首を傾げるばかりでした。自ら墓穴を掘った様にも感じます。
偉そうに語らしていただけば私のこれまで培った歴史的見地に立った感想が少なからず入っています。よってこれでうまいことトーキョーが選出された時は、私の見識が甘かったとして反省しなくてはなりませんね。
そうだ・・・坊主にします。
「青い海+青い空」はいいですね。
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小山昭治 (金曜日, 31 5月 2013 08:35)
坊主にならなくてもいいですよ。
すでに坊主ですから。
まったく私も同意見です。
何も2回も東京でやることはないでしょう。
まだ 開催してない国があるのなら
まず そこでやりましょう。
今井一光 (金曜日, 31 5月 2013 19:53)
ありがとうございます。
選手もフェアプレーなら開催地立候補もフェアーにというのが
スジというものですね。
本当に仰る通り、初めての国の都市に譲って裏方に回ってバックアップしてあげる方が心の広さをアピールできます。
何か「まだまだ行きまっせぇ」という野心のようなところばかりが目立って嫌らしい招致運動でした。