島田は大井川近くの用水路です。
漁業用の浮きが吹き流しの如く流れに身をまかせています。
大河の流域はその川の増水による氾濫もありますがこと「水利」に関してはこの流域は乾季であろうとも水量豊富、田畑の管理上最も頭を悩まし、時として殺し合いにまで当たり前のように頻発していた紛争にまでは発展することはなかったでしょう。
大井川には支流も枝分かれし流域の土地には水路もくまなく巡っています。
上記の図は冬季でしたが水量多く水流も相当の流れがあります。これがヒントですがお判りでしょうか?
それでは上流からの図をどうぞ。
浮きの先に暗渠の入り口がありますね。
そうです、流れの早いこの水路に人が流されたらコンクリートで囲まれている水路には「引っかかり」が無く一旦落ちてしまうと流れに身をまかせる他は無いのです。
浮きは左右の壁から繋がれ浮きからはストッパーのコブ結びがなされたローブも出ています。
よって間違って落ちた人が暗渠に流されて消えてしまう直前の最後のチャンスがコレでした。
何とかこのロープを掴むことができれば壁に設置されたハシゴで上がれる様になっています。
こちらならではの用水路のライフセーバーでした。
しかし小さい子供にはとても危険ですね。これら水路の近くの家々の子供たちには日ごろから親たちが眼を向いていないといけません。
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