小田原入生田の長興山紹太寺参門口(場所はここ)から360段の石段を進んだ後少々山道を行くとその木はあります。
途中古くから奥津城(おくつき)と呼ばれる墓域があり、小田原に入った稲葉家一統の墓も森の中にひっそりと佇んでいます。
その木とはシダレザクラ(エドヒガン)、大木となり寿命が長いという特性があって推定樹齢340年の古木です。
稲葉氏が紹太寺を建立した頃、境内に植えられたといいます。
今の山門に入ってスグの寺をイメージしますが当時の伽藍はこの桜のある山の中腹にありました。
この木には十数年ぶりに再会しましたが、以前よりその樹勢の衰えを感じざるを得ません。
小田原市の広報によればその日が「満開」でしたが一昔前の勢いが無いように想われました。てっぺんに突出した枝には葉も花も付けていずおそらく枯れているのかと。
きっと養分が天まで届いていませんね。全体的に以前はもっと「圧倒的に枝垂れていた」イメージでした。
そのためか前の様な見物客は少なかったように思います。それとも平日だったからでしょうか。
休日ともなると「旧道」(国道1号の)はびっしり車で埋め尽くされていたことが思い浮かびます。
現在は木を柵で囲って根本近くまでは行けなくなっていますが昔は場所取りまであってミカン山の林道まで車が溢れていました。
根の周りに人が歩けば地面が踏み固められ根が窒息すると言われていますのでこれも致し方ないこと。
今は車両も山門にガードマンを配して、入場を限定させています。運よく空いていれば1000円で一番下に停められますが。
どちらにしろ年配の方がお気軽に花見に行くには少しばかり不便な場所ではあります。
⑨画像、桜は南東側に面していて向かいには一夜城のある
石垣山が見えます。
この山には各所にシダレザクラが植えられていますが⑦の画像右と⑧が若い木になります。
山門付近⑩に階段⑪.
⑫が御堀端通りから小田原城(右端?)ライトアップの図。
何だかわからない画像になってしまいました。
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小山昭治 (水曜日, 27 3月 2013 08:46)
なぜ日本人は桜が好きなんでしょうね。
桜の季節は、寒い冬から春になった気分が一杯で
ウキウキするからでしょうか。
私も今度の日曜日は花見です。
花見はいいわけで、飲めればいいのですが。
場所はB&Gのプール脇。
11時頃から3時ころまで飲みふけります。
次の会合の飲み会が6時からあるのですが
無理かな?
今井一光 (水曜日, 27 3月 2013 19:05)
ありがとうございます。
B&G、毎年恒例の場所ですね。
日曜日はちょうどイイ感じではないでしょうか。
それにしても不思議な事です。
桜前線は「北上」するものとてっきり思って
いましたが東京・神奈川が満開を過ぎていると
いうのにもかかわらず、一部地域に限ってのこと
ですが「南下」しているのですから・・・。
神奈川と静岡を行き来する機会が多い私としては
おかげで何度も満開の桜を長期に渡って見ることが
できました。
おいしいお弁当とお酒、存分にお楽しみください。
イイお天気だといいですね。