「土井酒造」にて花見 小生は水とおにぎり

相良須々木の中村氏から以前よりお誘いを受けておりました「花の香楽会」(はなのかがっかい)のお花見の宴、兼新酒発表会に向かいました。

東京地区の桜は満開をとうに迎えていますがこちら遠州はまだ五分咲き程度で今年の当地がやはり寒いのだと実感できます。

 

 その集まりは中村氏の奥さん(静波の笠原家)の遠縁にあたる鷲山恭彦氏(ドイツ文学 元東京学芸大学学長、現奈良教育大学理事)が主催している会です。

学芸大関係者もそちらの会員に名を連ねていますので東京からチャーターバスで来られている方も大勢いらっしゃいました。

楽会ですのでお酒だけでなく地元掛川の軽音系、浜松からジャズ系のミュージシャンの演奏もありました。

 

 会場は高天神に近い小貫という地の「土井酒造」です(場所はここ)。

小貫は家康の武田方高天神城包囲に築かれた六砦の一つ「能ケ坂砦」の切り通しを抜けた地にあって小貫の交差点をそのまま東に行けば当大澤寺の前身「本樂寺」や「西林寺」のあった下内田、平尾があります。その先が横地方面となります。

 

鷲山家はかつて「かごのはな」の屋号で蔵元を営んでおり、銘柄「花の香」はかつて遠州では銘酒として名を馳せたといいます。

その幻の銘酒を現代に再現しようと当時のままに田植えから始めて「誉富士」という酒米と高天神の水で地元の土井酒造がつくりあげたのが現代版「花の香」です。

ちなみに私は酒を飲みませんが、横浜の飲んだくれの「奥の墓道」が自宅に訪れる時や報恩講の寺楽市は池田屋酒店に頼んで土井酒造の「高天神」を用意してもらっています。

 

私の宴席は「開運の仕込水 長命水」とおにぎりですがその他大勢の老若男女、新酒と各種出店の食べ物をつまみに酔いしれていました。

新しい蔵の瓦屋根の上に太陽光パネルが貼られていたのには驚きました。

最後の画像が鷲山先生と掛川市長さん。