当流筋金入りの御門徒にはまずこだわりがあって宗祖の呼名を「親鸞」と呼び捨てするに嫌悪感さえ抱く方も多く居ます。
私たちはずっと「親鸞聖人」と呼ぶものだと硬く教わったものです。
これはわが宗旨が「親鸞さんの教壇」であってどなたも呼び捨てできる立場には無いということの表れなのですね。
また、この世界に居れば親しみを込めて、またその名をズバリ呼ぶことが憚られて「ごかいさん」「宗祖」と呼ぶことがこの道を辿っている者たちの通常の呼名であることが判ってきます。
さて当「ホーム」にてお知らせの通り今年の「春の法要」は教如上人の四百回忌法要が同時開催されます。
(4月2日火曜日~4月4日木曜日)
戦国時代のトップと言っていい武将たちと立ち回り、本願寺が東西に分立してからの東本願寺の最初のリーダーとして真宗教義を護持された方でもあります。
ずっと教如さんのイメージとしては本願寺武闘強硬派、対信長徹底抗戦を主張して、そのために後の苦難と数々の試練を味わい、またそれらを潜り抜け、まるで鎧具足を纏った戦国武将の如く、「勇ましい坊さん」と捉えられていましたが、それら強硬ともいえる道筋こそが宗祖の教えを的確に伝承させその真宗の火を消さぬための働きであったと最近ではむしろ熱心な「親鸞教徒」の姿が再評価されています。
私の如く「教如ファン」にとってはそれら後付の評価どころか、教如さんの七転八倒にも似た人生とある意味最終的には幸運な成り行きに収まった人間として忍耐強くあきらめずに生き抜いたところに、初めから好感度は一番でしたがね。
真宗本廟にてお勤めされる東本願寺創立の上人、教如上人の四百回忌法要を機会に
「教如上人物語」DVDが東本願寺出版部より発売されることになりました。
価格1000円 東本願寺出版部 TEL075-371-9189
FAX075-371-9211
当山にも1枚ありますので近隣の御門徒様でご覧になりたい方はお申し出ください。数日間程度貸し出し可能です。
要望が多かった場合は適宜対策いたします。
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