「家を建てるなら」  不動産屋さん失礼

私なんぞはその器量も無く当家に入る前まではずっと借家住まい。

もっともこの家=寺に入ることが判っていましたのでそもそも新居を求めるという必要性は無かったのですが。

これから当地でうまいこと生き抜いていくことができれば必要に迫られてから庫裏のリフォーム程度の工事は手掛けることになりましょう。

しかし何処かに新たに家を求めるという機会は無いと思いますが、資金的余裕に恵まれれば「是非に」という希望はあります。

 

 当山には木仏阿弥陀如来の御本尊と通称《海の如来様》の小振りの阿弥陀様2体が安置されていますが、そのうちの1体、《海の如来様》を別の場所へ、他の寺宝とともに移して(逃がして)おきたいと思っています。

津波、火災等に被災した場合、分散しておけばその後の対応がラクになりますし、イザという時に思い切って身一つで逃げることができますね。

さもなくば自宅に避難タワーでも建てたいところです。

前者だと土地をも確保しなくてはなりませんが当山の庫裏ならばOKですね。

 

 当地でも自宅上部に避難タワーを後付されたお宅があります。現状家屋の上部に建てられていますので新たな土地の確保はせずにそのままで「安心」を手に入れられるということです。

このタワー、上部は比較的広いスペースがあって、近所の人たち数十人も収容できるようです。このようなタワーが各所にあれば街自体の安心度が増すというものです。

 

さて、最近の駿遠の「建売事情」、一人勝ちは「藤枝」地区だそうですね(場所はここ)。

「作ったらスグ売れちゃう」とのこと。

藤枝という街は海に面している場所は無いです。河川の近くと田中城周辺(敢えてこの地名を出すのは文献にその「低湿地」が記されているため)以外の東海道線以北で地盤のしっかりした場所であれば「イイ感じ」であることがわかります。

やはり旧岡部町などが良さそうですね。

 

 近隣でこれから家を作るなら、牧之原台地の上=「原」と呼ばれる場所、鬼女新田や御前崎の台地上の地盤は比較的頑丈ですのでおすすめですね。

 

 また、菊川駅付近の新築マンションの売れ行きがいいと聞きますが同じ菊川で、南部の方は海浜から距離があっても小笠川、菊川の扇状地帯による湿地帯を起源にしているため液状化が顕著で昭和19年の震災時、相当数の家屋倒壊があったといいます。特に旧小笠町は被害甚大であったと(場所はここ)。

一世一代の建物、購入を検討している方は熟慮に熟慮を重ね、また古文書に目を通すことと80歳以上の方の話を良く聞くべきですね。

というワケで当地平坦部、人口減少に歯止めが掛かりません。あい変わらずアパートガラ空きですし。

 

画像①は昨秋の御前崎、女岩(めいわ)と下岬の間の干拓地(場所はここ)。素晴らしい場所です。しかしここで地震を迎えることは相当にキツイことが想像できます。

②はかつて私が沖縄から本土に帰還の年に、ビーチハウスの屋上にデッキチェアーを持ち出して「万座毛」を見ながら参考書丸暗記、何とか取った主任者証。

内地に帰って安直に「不動産屋でもやるべぇ」ってな感じでした。実際の所、叔父の手伝いを数回したものの不動産取引にこのカードを使用したことはありませんでした。

ニッパツでは社宅管理、リフォームの仕事もしましたがこのカードは必要ありませんでしたね。

来年が更新年となりますが、以降休眠させることにします。

更新費用がバカにならないのといちいち横浜まで手続きに向かわなくてはならないからです。

何よりあの商売は私には不向きです。