「北の方、北の政所、御台所、御北、お方」などは「様」を付けて当主の奥方を呼びました。

平安時代までは摂関家等の超高貴な家の奥方の呼び名が「北政所」でした。御台(所)や奥さんの住まう場所が寝殿造の館の北側にあったからと云われています。

後世キッチン(台所)は家の北側に設けられたり、「北の方様」の「北の」が取れて「御方様(おかたさま)」→「おかあさま」「おかあさん」となったという話も人口に膾炙していますね。

 

　拙寺「北の方」(母)が榛原病院バス停でバスに乗り損なって転倒し複雑骨折したのは2年ほど前。

榛原病院での診察は拒絶され島田病院(榛原病院から問い合わせてもらって行ってみたのに窓口で拒絶)→御前崎病院(電話問い合わせで拒絶)→そして牧之原市地元の外科医の診察、紹介状→榛原病院とアホの如き遠回りの病院行脚については今だ当家の語り草。

 

　誤解を招きますので付け加えますが榛原病院敷地内バス停での転倒と骨折は事実なのですが、親切なバスの運転手さんにバスに乗せていただき自力で自宅へ帰って夜になって初めて腕の違和感を私たちに訴えました。

翌日は土曜日で榛原病院はじめどこの病院に問い合わせても相手にされませんでしたね。

よって月曜日に地元の外科医院で診てもらってから紹介状を記してもらい、ここで初めて榛原病院に晴れて入院できたのでした。

反省点は

バスに乗らずに同伴した前住がその場で様子を見なくてはならず、帰宅後救急車を呼べば、いとも簡単に病院収容になったでしょう。

　

　何分「北の方」は昔から自分の痛みに対して「クール」ですので画像の様に腕のホネが真っ二つになったとしても大騒ぎにならないから余計に厄介なのでした。

今はチタン合金の棒キレがネジで固定されていて、木曜に救急車で運ばれた際に聞いた時「どっちの腕が折れたか憶えていない」というくらい経過は良好の様ですね。

　ちなみにチタン合金の件を思い出したのはMRIに入る前のアンケート、「体の中に金属あるいは銃弾等がある」という質問に答えたからです。

 

「痛みは無視する」の台詞はハリウッド映画の「ランボー」シリーズのどれかでスタローンが発していた言葉です。

「自慢」?ですが私も当然母に倣って、ニッパツ時代他3回骨折(鎖骨と足の指と肋骨)しましたが、同僚でカップヌードルを足にこぼして3か月以上会社を休んでいた人がいた中、その者の真似はできないとニッコリ笑って何食わぬ顔で出社していました。

 

3度の骨折のうち仕事中のそそっかしい事故がありましたが、普段から安全確認についてうるさく認識しなくてはならない立場にあったことと「労働災害無事故継続0000日」の看板通りのままにそれをリセットするという恥を嫌い、会社には肋骨を折ったことなど申告せずに治療もしませんでした。

 

　御存知の通り肋骨は折るといってもヒビのことで「嗤うと痛い」だけで黙っていれば完治するものですから。

その頃はつまらないプライドを大事にしていたのでしょうが今よりずっとキレもあって仕事としては毎日楽しく動いていたことが懐かしく感じます。

 

　今の私は毎週土日には必ず御馳走をいただいて栄養過多ギミの酷い運動不足。どこかで破綻するのでしょうね。

本日午前中雨でなかったら再度山に上がり、みかん狩りで体を動かします。

日曜午前中で例のみかんはハケてしまいましたので。

 

それからMRIの結果は医師に「悪いところはまったく無し」どころか年齢に対する脳の状態は「極めて良好(若い)で申し分ない」とまで言わしめました。

よって次は心臓の状況をチェックしたいということで、24時間心電図を読み取る端末を付けました。結果は19日です。

 

　医師は心臓が一瞬止まって一時的昏睡に陥るのではないかと言っていますがその症状がここ1年3回あって2回は救急車のお世話になっています(1回は役場で倒れて救急車を呼んだと前住が白状しました)。

ということは3回も「三途の河」を渡りそこなっているのですね。

ここのところは「ダイハード」。しぶとさは見習わなくてはなりません。

「ターミネーター」「ランボー」「ダイハード」華々しいハリウッド映画の数々、バカバカしいくらいのストーリーですがアクション映画の王道でまさにかつては口を開けて見ていました。