駿府城区画内に県指定の天然記念物「徳川家康手植えみかん」があります。静岡各所には、その手の木の名は耳にしますがここのみかんはしっかりと管理がされて毎年実を付けています。
また他所のものが本当かどうか疑わしいところがある中、大御所が住んだ場所、駿府城内の木ですのでお墨付きは確かです。
この木は、徳川家康が紀州藩より献上のあったミカンを本丸下に自ら移植したと伝えられています。
ほとんどミカンの原種に近いもので全国的に珍しいとのこと。
改良の手が加えられていないため種があるらしいです。
今年も静岡市文化財課により12月7日に先着順で希望者に配布されたと聞きました。
今年は行けませんでしたが来年こそゲットしてこの種から実生にチャレンジしたいものですね。
さて11日は朝から檀家さんのご厚意、ご招待でみかん山でのお遊び。画像②③。
「みかん取り放題」の掛け声に喜び勇んで駆けつけました。
場所は「男神山」の東側で「海老江」から「原」に抜ける農道脇の山腹。上記の地名は相良の人しか通じない地名です。
この辺りは殆ど茶畑ですが、中には南側斜面でみかんを育てている農家があります。そこで感じたこと。
その日は「収穫」と言う一連の作業で一番に楽しい事だけをやらせていただいたのですが、その楽しいことのはずが結構キツく感じましたね。
あの斜面でみかんを摘みとり収穫し下まで降ろすという単純な作業が案外足にくるのです。
また、農家の方が聞けば一笑に付されましょうが、摘果連続作業に「飽き」がきてどうにも集中できなくなりました。
収穫期以外の剪定や各季節ごとのメンテナンスを考えると相当の重労働の結集が想像でき、いよいよあの1粒1粒の結実の重さを実感することができました。
境内テーブルの上に乱雑ですが置いていますのでご自由にどうぞ。数日放置してから食べた方がいいそうです。
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小山昭治 (水曜日, 12 12月 2012 08:44)
いいですね。おすそ分けは、気持ちもいいもんです。
檀家からは、「お布施」。お寺からも「お布施」?
苦労していても報われないことが多すぎる世の中
経済一辺倒の世の中では、寒さが身に沁みます。
かといって 霞を食べては生きられない。
今井一光 (水曜日, 12 12月 2012 16:07)
ありがとうございます。
袋を用意しておきましたところ
参拝の方にお持ちいただいた様です。
ビタミンCは風邪予防になります。
なおも好評でしたら施主様に頼んで
また山に行って来ようと思っています。