小谷城は正攻法で主郭のある尾根下(逆V字型の向かって右―東側尾根)の
イベント広場から上がって谷を覆い囲むようにあるもう一方の尾根(西側尾根)づたいにアップダウンしながら下山すれば疲労度満点、2時間以上の行程です。
出発した駐車場に戻ることになりますのでこの山をグルッと一周するということになります。
根古屋(城山の根の処にある屋敷)となるV字の谷部まで回れば3時間以上は優にかかってしまいますので運動不足の身としてはなかなか渋く、翌日はまず体がバラバラになりますね。
当初はお向かいの虎御前山(虎姫山 織田信長の付城)攻めまで考えて登城しますが2回とも虎御前はリタイアしています。
殆どの観光客が途中の駐車場までバスで登り(勿論料金がかかります)本丸過ぎて 京極丸辺りで引き返して行く様子ですが小谷城の醍醐味はここからなのですよ。
以前から「近江の城が本当の山城」であると尊敬してやむことはないその一群の頂点に立つ小谷城址、上記の方法での城巡りでなければその本質を味わえないでしょう。
小谷城本丸よりさらに進むと「大嶽城」(おおづくじょう)址があります。
これはこのV型の尾根状の山系の頂上部で浅井家初期の頃の主郭だった場所です。
その後主郭は東側に移ったのですが、こちらにも広範囲に曲輪や土塁の遺構があります。
この山の東側はマツタケが取れるそうで、その時期にその辺りをちょろちょろすれば絶対に疑われますね。
そのつもりが無くてもです。
そういうときにおもう諺は・・・
「瓜田に履を納れず李下に冠を正さず」
かでんにくつをいれず りかにかんむりをたださず
でしたね。
「君子防未然、不處嫌疑間」がその前にきました。
君子たる者の処世ですね。ああ、君子で無くてもです。
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小山昭治 (金曜日, 24 8月 2012 06:50)
この頃は春風亭昇太のお蔭で
山城が人気のようで。
城ガールとか歴ガールとか。
かわい子ちゃんがいるなら
私も行ってみようかな。
でも いないんでしょうね。
今井一光 (金曜日, 24 8月 2012 08:29)
ありがとうございます。その手の女子だろうと思いますが時たま見かけます。
しかし春風亭のというよりも、ゲーム系が昇華したのであろう女子たちです。
ゲームの内容は知りませんが、彼女たちが目指す史跡はその主人公―史実を度外視した超演出による―の足跡を辿って自らその世界に浸ろうとするもので、言ってみれば「バーチャル」思考なのです。
歴史ファンとしては好ましい傾向ではあり、彼女らの知識も異常?なほど豊富ですがそれこそ妄想を描きつつあるのかも知れません。アニメに描かれたスーパーヒーローに。ですから彼女らが出没するのはメジャー級のところです。特に石田三成系の史跡は依然人気があるようですね。要は現実世界のオトコに愛想が尽きたというところでしょうか。