ボストン美術館展

東京国立博物館
東京国立博物館

6月10日(日)は東京会場の最終日。その前日、30分待ちの混雑と雨中に、総勢42人で上野へ。ドタバタ劇はいつものこととは言いながら色々あったものの何とか無事に帰ることができました。

 帰ることのできない日本の秘宝92点がしばしの御里帰りということで、当山大澤寺では「これぞ」と日帰りバスツアーを挙行いたしました。よくもまぁぬけぬけとあれだけの逸品たちを海外に売りさばいたものです。殆どが寺関係の所有から離れていますので坊さんの行き過ぎた「小遣い稼ぎ」だったのかとも思えてしまいます。

維新後の日本はあまりにもお寒い社会風潮が跋扈しこれまでの価値観をひっくり返してしまいました。古き体制を壊すということはそれらが継承した文化までをも抹消しようとしてしまったのです。

価値の判らない国民が価値あるものを価値の判る人間に譲り渡し、文化が再び熟成したとき価値の判らなかった国民がその価値に気が付いて地団太を踏んでいる、そんなところでしょうか。

とにかく無価値とした人間が持ち続けなかったことにより、多くの品々が確実に保存されていることを感謝すべきなのでしょう。

10日は晴れそう。相良到着直前に杉の子園から母親が「一瞬昏倒した」との連絡が入りさきほど吉田まで見てきました。ウソのようにハッキリして休んでいましたのでそのままにしてもらい「回収」は午前9時ということに。

↓は帰り際、第2東名駿河湾沼津SAから見た駿河湾です。

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コメント: 2
  • #1

    小山昭治 (月曜日, 11 6月 2012 09:25)

    ご苦労様でした。
    ドタバタがあっても無事行ってこれれば
    万々歳。
    みなが少しずつでもお寺に関心をもってくれれば
    いいですね。
    ありがとうございます。

  • #2

    今井 (月曜日, 11 6月 2012 18:28)

    ありがとうございます。
    みなさんがそうおっしゃってくれると
    なお有り難く、はげみになります。
    これからもよろしくお願いいたします。