犬山城はわが牧之原市のお隣の吉田町にある小山城のモデルになった城です。
犬山城に似ていなくもないですけどやはり全然違いますね。
当たり前です、犬山城は風雪に耐えた歴史の重みを感じる日本の宝です。このお城はつい最近まで成瀬家で所有していたお城。車で山の中段の登城口まで行けますので楽に登城できます。
難をあえて記せば休日ともなれば人だらけで辟易とさせられるところでしょうか。やはりその混雑の中、トップから眺める濃尾平野は絶景です。
小牧山城や岐阜城が見えた気になって眺望を満喫しつつも眼下の木曽川を覗きこめばやはりこの城を攻めて「落とそう」なんて気は失せます。強固な主従関係における「命令」の恐ろしさをここでも感じます。
木曽川は資源運搬の大動脈。この川の上流で伐採した材が諸城の築城改築に使われました。よってここを抑えてしまえば優良な木曽の材は入手困難となりました。川を渡って中山道、南を窺えば東海道と位置的にも要であった場所です。
成瀬家が入った江戸初期に今の城の形になりましたが、それまでは入れ替わり立ち代わり色々な人が出たり入ったりしています。関ヶ原以降はすぐあの武田晴信に追われた信濃守護小笠原長時の系統の小笠原吉次が入っています。この人が成瀬に先駆けて犬山城下を整備しました。
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