先日の防災勉強会にて私の質問は2点。
①この地区はプロパンガスが主体で都市ガスはありません。先の震災で津波に流されたプロパンガスから延焼した事案を鑑み、民間用のタンク、海岸付近のプロパンガスの集積所、漁協に貯蔵されている燃料タンク、増えつつあるコインランドリーのガスタンク等、使用者と業者、管理者への対応と処置について行政の指導、対応は?
②周辺市町村では津波避難タワーを建設していますが今後、牧之原市の予定は?・・・・です。
2題とも回答は「検討中」とのことです。厳しいかもしれませんが、「検討中」とは何もしていませんというのと同じことですね。震災から1年以上も経過しているのに遅々として対策が進行していないようです。できることから着手はしているのでしょうが、目に見えてわかるのは旧道沿いの高台に上がるための通路の整備と案内板の設置です。しかしながらこれら高台に上がる通路は本来もともとあったものです。ただ蹴躓くことが無いように舗装したり手すりを追加し、案内板を掲示したということですね。
地頭方小学校裏山へ上がる避難路の完成もテレビで紹介されていましたが、地頭方海岸部、地代、須々木、片浜、坂井地区は平たん部に丘が迫って避難路が確保しやすく比較的低コストで対応できています。しかし問題は人口密集地の相良地区、特に前浜、福岡、波津等萩間川と海浜部に挟まれた地区への対応が無着手の様な気がしてなりません。だいたいこれから観光主体に町おこしをしていこうというスタンスには無いのかと思います。たくさんのお客さんを海浜部に招こうというのですから、観光客や150号線を走るドライバーをも対象にしたタワーを設置してもいいかと思っています。恐縮ながら私の案は海水浴場から陣台山の背後の金刀比羅神社まで150号線を跨いで歩道橋で結ぶというものです。山頂もある程度の高さはありますし容量を増やすためタワーを建て増してもいいかと。問題はやはり資金難なのでしょうね、牧之原市。
地頭方の旧駅も丘への登り口、海岸平たん部の山際にあります。
軽便時代に繁盛し物流の拠点となった地頭方駅には今も小さな貨物の仕分けターミナルというか配送センターがのこります。
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小山昭治 (木曜日, 19 4月 2012 11:01)
お金のない市を当てにするよりも
自分たちができることを考える方がいいでしょう。
500年、1,000年に一度の災害への防災施設は
所詮無理な話です。
そんなことにお金を使うなら
今の、現実のことにお金を使う方がいいかもしれません。
市ができることよりも
自分、近所、地域でできることを考えた方が
ずつと現実的です。
今井一光 (木曜日, 19 4月 2012 19:33)
ありがとうございます。
自分でできることは「逃げること」ですね。
私はそのように承知しています。
国家、政府、行政とは名ばかりで、すでにそれらは存在していないのだという意見がありますが、問題対応の施策は一つのポーズで応えることもあるかと思います。国やら地方行政が「私たちはみなさんの命を守ろうと必死です」という像が見えてきません。
今の状況は、一か八かで草競馬に、海水浴に、お越しください。また温暖なこの地に居住ください。しかし滅多に来ない津波が来たらその時は「知りません」という感覚です。観光客も住民もたまたま街を通過する人たちもやはり「此の市は安心」を提供できればと思っています。実効については未知数でも何かアピールすべきです。何もせずに手をこまねいている様はいかにも・・・