月並みです。あっという間でした。明日から如月。世は「最強寒波」なる自然の気まぐれに振り回されております。
いよいよ「重ね着」(着更着)の季節に突入です。
雪国から考えればなんと住みやすい遠州相良でありましょうか。本当に有り難いこと。しかし風が吹き出して冷たい本日もやはりしびれます。
宗祖親鸞聖人は云いました。
「寒くとも 袂(たもと)に入れよ 西の風
弥陀の国より 吹くとおもえば」
親鸞聖人はこの歌の読み手に「そうすべき」と言っているのでは
ありませんね。
おそらくご自身の素直に出てきた気持ちを御歌にしたものでしょう。
~風とか自然の姿にはおまかせするしかないことである。
少々の愚痴をこぼしてもはじまるものではない。
しかし考えようによってはこの風は西方浄土から吹く風。
如来様を存じ上げる風なのですね。だったら袂に入る冷たさも
堪えることができましょう~
そんな感じでしょうか。
画像はお蔵の前、微妙な気配は感じられるもののまだまだ硬い
つぼみの紀伊の白梅(南高梅)です。
※サイト更新しました「薬の能書き」
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