大納言秀長供養塔 長谷寺歴代能化墓所

本堂内陣と庫裏の温度は26℃、夜遅くまで蒸し暑さが続きました。

蝉の大音声は聞こえずともまさに夏、耳を澄ませばウグイスの声が、真っ青な空に響いていました。

嬉しくなるような良き天気でそんなお日和の遠乗りドライブは楽しかったでしょうね。

私は法事でしたが、施主さまたちは東京調布から。

さぞかし環八に世田谷通りは・・・と混雑を連想したのでしたが、その二つの幹線道路は通常時でも使用しないよう。

うまいこと裏道を駆使して東名高速で来られたとのことですが「案外スンナリ」の様。タイミングが絶妙だったのでしょう。

 

扨、ウグイスといえば和菓子の「鶯餅」。

私は好みではありませんが(粉だらけになって食べにくい!!)

この菓子の発祥が豊臣秀長ですね。

「アニキ」の接待のために大和郡山城主の秀長がその菓子を考案させ茶会に供したというものですね。

その城を歩き回ったことがありますが、今でもあるといわれるその菓子屋さんには気づきませんでした。

城の周囲を歩くことがなかったからですが。

 

再来年の大河ドラマが「豊臣兄弟 !」で豊臣秀長にスポットが当たるとのことですが、その鶯餅のエピソードの演出は大和郡山城とともに外せないところでしょうね。

当然に大和郡山市には大河ドラマ館などが建つのでしょう。

先般はその大河ドラマの報に「興味の外」くらいの小憎らしい雑言を吐いたわけです。

それは本願寺側から見た信長・秀吉嫌いからのものですが、もし秀長が秀吉より長生きしていたとしたらまた歴史はややこしくなって徳川の時代はなかったかも・・・と考えられるからですね。

本願寺顕如さんとの問題もどうなっていたかまったく未知数です

尚、NHKBS 4月29日(月) 午後9:00〜午後10:00「英雄たちの選択」は長嶋一向一揆です。

 

画像①~③は長谷寺観光では最も著名な所ですがこれらより更に奥まった地に歴代能化墓所が。

そちらに秀長の供養塔があります。

この長谷寺復興の有徳人といえば豊臣秀長の名があがりますからね。

 

 

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コメント: 2
  • #1

    小山昭治 (月曜日, 29 4月 2024 08:40)

    質問です。
    墓所とかには、遺骨があるとは思いませんが何の意味があるのですか。
    単なる供養塔ならば誰でも作れるのですか。
    遺骨がある墓所は別物でしょうか。

  • #2

    今井一光 (月曜日, 29 4月 2024 10:30)

    ありがとうございます。
    高野山には著名人限定で供養塔が多く立っていますが、我々庶民の墓塔の感覚ではなくあくまでも供養塔。
    特にその「有徳なる人の遺徳を偲んでの供養」ということかと思います。
    よって任意でどなたが建碑されてもまったく問題ないかと思います。何らかの関係があって後づけこじ付け等所縁を明示したりすればその説得力が増すかもしれません。
    いわゆる正式な墓所とは一線を画すかと。
    しかし供養塔であっても墓石の古さや形態を形式的顕彰の意を度外視して楽しむのも一考です。
    やはり故人がそこに眠っていると感じる方が墓塔としてのウェイトは高く感じますが。